青森県教育委員会は2025年9月30日、2026年度(令和8年度)青森県公立学校教員採用候補者選考試験の第2次試験通過者(採用候補者)を発表した。一般選考・特別選考の最終競争率は前年度比0.3ポイント減の2.5倍。養護教諭を除く全校種の競争率が低下した。
2026年度青森県公立学校教員採用候補者選考試験は、第1次試験を7月12日、第2次試験を8月30日と31日に実施した。一般選考および特別選考の第1次試験受験者数900人に対し、採用候補者数は366人で、最終競争率は2.5倍。
校種別の採用候補者数は、小学校149人(前年度比9人増)、中学校110人(同3人増)、高等学校63人(同24人増)、特別支援学校35人(同数)、養護教諭8人(同5人減)、栄養教諭1人(同数)。小学校、中学校、高等学校の3校種は前年度を上回る採用候補者を出した。
最終競争率は、小学校1.2倍(前年度比0.1pt減)、中学校2.5倍(同0.3pt減)、高等学校4.4倍(同2.4pt減)、特別支援学校2.3倍(同0.5pt減)、養護教諭10.5倍(同3.4pt増)、栄養教諭10.0倍(同3.0pt減)。前年度と比べると、養護教諭を除く全校種で低下した。
中学校と高等学校の教科別の最終競争率は、高等学校(保健体育)18.0倍がもっとも高く、中学校(保健体育)8.2倍、高等学校(商業)と高等学校(美術)各7.0倍、高等学校(公民)6.7倍と続いた。
2027年度(令和9年度)青森県公立学校教員採用候補者選考試験の第1次試験は、2026年7月11日。試験の詳細は、決まり次第公表される予定。