埼玉県教育委員会は2025年9月30日、2026年度(令和8年度)埼玉県公立学校教員採用選考2次試験の合格者を発表した。最終合格者は1,779人、最終倍率は前年度同様の2.6倍となった。
2026年度埼玉県公立学校教員採用選考試験は、1次試験を7月6日、2次試験を8月に実施した。1次試験では受験者4,565人のうち、2,867人が通過。2次試験では、前年度より24人多い1,779人が合格した。最終倍率(1次受験者数/2次合格者数)は前年度同様の2.6倍。
校種別の最終合格者数は小学校773人(前年度758人)、中学校501人(前年度453人)、高校251人(前年度302人)、特別支援学校203人(前年度202人)、養護教員45人(前年度35人)、栄養教員6人(前年度5人)。
校種別の倍率は、小学校1.6倍(前年度1.7倍)、中学校3.2倍(前年度3.4倍)、高校4.3倍(前年度3.7倍)、特別支援学校1.4倍(前年度同様)、養護教員6.9倍(前年度8.7倍)、栄養教員10.7倍(前年度12.4倍)。教科別の倍率は、中学校では保健体育6.3倍がもっとも高く、ついで社会5.9倍、国語と数学3.3倍が続いた。一方、高校教科別の倍率は、公民10.4倍、保健体育8.1倍、地理歴史7.2倍、書道6.4倍の順に高かった。
一般選考の合格率は、前年度比5.1ポイント減の28.0%。特別選考の合格率は、大学推薦特別選考が88.7%、彩の国かがやき教師塾特別選考が100.0%、セカンドキャリア特別選考が36.0%、本採用教員経験者特別選考が65.0%などとなっている。
なお、2026年度実施(2027年度採用)の埼玉県公立学校教員採用選考1次試験および大学3年生チャレンジ選考は、2026年7月5日に実施される。詳細は、2026年3月ごろ公表の「令和9年度埼玉県公立学校教員採用選考試験要項」にて示される。