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さいたま市「ティーチャー・リターン制度」10月開始

 さいたま市教育委員会は2025年10月から、育児や介護などの理由で退職した教員を再び採用する「さいたま市立学校ティーチャー・リターン制度」を開始する。対象は、市の公立学校で一定期間勤務した後に退職し、再び教職への復帰を希望する人。応募期間は10月1日から31日まで。

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 さいたま市教育委員会は2025年10月から、育児や介護などの理由で退職した教員を再び採用する「さいたま市立学校ティーチャー・リターン制度」を開始する。対象は、市の公立学校で一定期間勤務した後に退職し、再び教職への復帰を希望する人で、人材確保の新たな柱として位置付けられている。応募期間は10月1日から31日まで。

 対象者は、さいたま市の本採用教員(校長を含む)として5年以上勤務し、退職から5年以内であること。退職した事由が解消し、再度勤務が可能になったことなど、複数の要件を満たす必要がある。申込みは退職時と同一の校種および教科に限られ、希望する職種に対応する免許を保持していることが条件となる。

 募集区分は、管理職(校長、副校長、教頭)のほか、小学校教員、中学校教員(国語、社会、数学、理科、音楽、英語にあたるグローバル・スタディ)、特別支援教育担当教員(小学校)が含まれる。募集期間は10月1日から10月31日までで、11月中旬に個人面接による選考を実施し、採用予定日は2026年4月1日とされている。

 選考の詳細を記した受験案内は10月1日から市のWebサイトで公開予定。紙媒体での配布は行わず、PDF版をダウンロードして確認する形式となる。

◆さいたま市立学校ティーチャー・リターン制度
募集期間:2025年10月1日(水)~10月31日(金)
募集職種:管理職(校長、副校長、教頭)、小学校教員、中学校教員(国語、社会、数学、理科、音楽、英語)、特別支援教育担当教員(小学校)
対象:以下の要件すべてを満たす者
・さいたま市で採用され公立学校を退職後、その退職した事由が解消し、本採用教員(校長含む)として勤務できるようになった人
・1967年(昭和42年)4月2日以降に生まれた人
・さいたま市の本採用教員(校長含む)として、継続して5年以上勤務(休職または育児休業等の休業を取得していた期間を除く)した人
・採用日時点で、さいたま市を退職後、5年以内である人
・さいたま市立学校教職員勧奨退職取扱要綱の適用を受けて、退職した教員(校長含む)でない人
・希望する職に該当する免許を有する人
選考方法:2025年11月中旬に個人面接を実施予定
採用予定日:2026年4月1日
※受験案内は10月1日からさいたま市Webサイトで公開予定

《畑山望》

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