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急増する学校へのサイバー攻撃、86%の学校で対策研修なし

 Keeper Security APACは2025年9月12日、教育分野に特化したホワイトペーパー「学校におけるサイバーセキュリティ2025: 家庭と教育者のための安全なデジタル学習ガイド」を発表した。

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学校におけるサイバーセキュリティ2025: 家庭と教育者のための安全なデジタル学習ガイド
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 Keeper Security APACは2025年9月12日、教育分野に特化したホワイトペーパー「学校におけるサイバーセキュリティ2025: 家庭と教育者のための安全なデジタル学習ガイド」を発表した。このホワイトペーパーでは、学校や家庭が安全なデジタル環境を整え、機密情報を守るための実践的な対策を紹介している。

 教育分野を狙うサイバー攻撃は年々増加しており、Comparitechの調査によれば、2025年上半期における学校・大学へのランサムウェア攻撃は前年比23%増加した。一方でKeeperの調査では、サイバーセキュリティ研修を義務化している学校はわずか14%にとどまっていることが明らかになっている。

 新しいホワイトペーパーには、教育分野における最新のサイバーリスクデータ、安全なデジタル学習環境を築くためのチェックリストやベストプラクティス、急増するAI活用型サイバー脅威への対応方法が含まれている。Keeper SecurityのCEO兼共同創業者であるダレン・グッチョーネは、「サイバー攻撃が発生してから対応するよりも、事前に備えることでサイバーセキュリティは大きな効果を発揮します。シンプルで導入しやすい強固なセキュリティを整えることで、学校は教育に、学生は学びに集中でき、複雑化する脅威に振り回されることなく安心して日々を過ごすことができます」と述べている。

 Keeperは、教育機関および公共機関の厳格な要件に対応するゼロトラスト・ゼロ知識のサイバーセキュリティソリューションを提供している。組織向けパスワード管理、シークレット管理、ゼロトラストネットワークアクセス、エンドポイント特権マネージャーに、AIによる脅威検知と対応を統合した統合型プラットフォームにより、機密データの保護、法令や規制への対応の効率化、重大なセキュリティ侵害のリスクの大幅な低減が実現する。米国政府認定のセキュリティ認証であるFedRAMPやGovRAMPを取得しており、公的機関が進化するサイバー脅威に立ち向かうために必要な信頼性・柔軟性・導入のしやすさを備えている。

 また、Keeperは教育分野での取組みの一環として、2024年にKnowBe4、National Cybersecurity Alliance、CYBER.ORG、アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングと提携し、公共啓発プログラム「Flex Your Cyber」を開始した。このプログラムでは、学生や保護者、教育者に向けたわかりやすく実践的な情報や指針を提供しており、安全なインターネット利用を広める活動を行っている。

 ホワイトペーパーは、Webサイトからダウンロードできる。Keeperの教育機関向けソリューションについては、初等中等教育および高等教育の各ページを参照のこと。

 Keeper SecurityについてKeeper Securityは、革新的なゼロトラスト・ゼロ知識ベースのサイバーセキュリティソリューションを通じて、世界中の人々や組織を保護している。エンドツーエンド暗号化を採用したKeeperのプラットフォームは、「フォーチュン100」企業を含む多くの組織に信頼され、あらゆる場所・デバイスにおけるセキュリティニーズに対応する。

 特許取得済みの特権アクセス管理(PAM)ソリューションは、パスワード管理、シークレット管理、接続管理をゼロトラストネットワークアクセスやリモートブラウザ分離と統合し、ID・アクセス管理を単一のクラウドベースのソリューションに集約。可視性、制御、セキュリティを包括的に提供し、コンプライアンスや監査要件にも対応可能である。

《風巻塔子》

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