北海道国立大学機構とJICA(国際協力機構)は2025年4月18日、JICA麹町本部で包括連携協定の署名式を実施した。この協定を機に、JICAと商学・農学・工学を強みとする北海道国立大学機構が連携し、複合的課題・地球規模課題へ向けて社会的なイノベーションの創出に貢献することを目指す。
世界がより一層複雑化する中で、気候変動や大規模災害、食料問題、格差、紛争といった複合的かつ地球規模の課題解決への期待が高まっていることを受け、北海道国立大学機構とJICAは4月18日にJICA麹町本部において、包括連携協定署名式を実施した。
署名式には、北海道国立大学機構の長谷山彰理事長、穴沢眞大学総括理事(小樽商科大学長)、長澤秀行大学総括理事(帯広畜産大学長)、榮坂俊雄大学総括理事(北見工業大学長)、JICAから田中明彦理事長らが出席した。
今後の取組みとして、商学・農学・工学の領域における人材育成、技術提供、研修実施などの連携が予定されている。
北海道国立大学機構は、「商学」を専門とする小樽商科大学、「農学」を専門とする 帯広畜産大学、「工学」を専門とする北見工業大学が法人統合し、2022年4月に創設された。