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授業アイデア共有サイト「せんせい市場」4月始動

 元公立中学校教員である水野孝哉氏が代表を務めるせんせい市場は2025年4月3日、教員向けの授業アイデア共有サイト「せんせい市場」を正式リリースする。同サイトでは、全国の教員が授業で使えるスライドや教材を共有する。

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教員向けの授業アイデア共有サイト「せんせい市場」リリース
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  • せんせい市場 代表取締役 水野孝哉氏

 元公立中学校教員である水野孝哉氏が代表を務めるせんせい市場は2025年4月3日、教員向けの授業アイデア共有サイト「せんせい市場」を正式リリースする。同サイトでは、全国の教員が授業で使えるスライドや教材を共有する。

 正式リリースする「せんせい市場」は、全国の教員が作成した教材を共有し、効率的に授業準備ができる無料のプラットフォーム。現場のニーズに即した1,000件以上の教材がすでに掲載されており、信頼性の高い教材を無料で共有・閲覧できる。また、投稿閲覧数やランク表示などの会員向け機能や、不適切コンテンツの自動検知システムを実装している。中学校教材を中心に、小学校教材も順次拡大予定であり、教職員組織や労働組合と連携した研修プログラムも提供予定。

 水野氏は公立中学校の理科教員として5年間勤務し、10万ダウンロードを超える学習アプリ「理科単語ウルフ」を開発するなど、ICTを活用した授業改革を実践してきた。しかし、学校現場では授業準備の時間が足りず、熱意ある教員ほど業務過多で疲弊してしまう現状を目のあたりにしたという。また、尊敬する先輩教員がメンタル不調で退職するなど、教育現場の厳しさを痛感し、学校の外から支援する方法を模索した結果、「せんせい市場」の構想をスタートさせた。

 「せんせい市場」は、今後さらに掲載する教材数を拡充し、全国の教員が授業準備を効率化できる環境を継続的に提供していく予定である。教員同士が気軽に交流できる場としても利用してほしいと考えている。また、YouTubeを活用した教育コンテンツの発信や、発達障害の子供たちを支援する新しい学習施設の開設も予定。「先生も子供もワクワクしながら学べる環境をつくる」というビジョンのもと、これからも挑戦を続けていくという。

《風巻塔子》

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