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お肉の学習ガイドブック発刊、食育教材を無償提供

 全国食肉事業協同組合連合会は、2024年度国産食肉理解促進食育実践事業の一環として「お肉の学習ガイドブック」を制作・発刊した。冊子版とデジタル版の2種類があり、デジタル版は「お肉の食育サイト『おにくらぶ』」から無償でダウンロードできる。

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お肉の学習ガイドブック
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 全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)は、2024年度国産食肉理解促進食育実践事業の一環として「お肉の学習ガイドブック」を制作・発刊した。冊子版とデジタル版の2種類があり、デジタル版は「お肉の食育サイト『おにくらぶ』」から無償でダウンロードできる。

 「お肉の学習ガイドブック」は、食育のスペシャリストが監修し、小学校の授業に最適化されている。文部科学省の小学校学習指導要領・解説から、食育教材の内容と接点がある項目を抜粋し、すべてのページごとに分類した一覧表「教職員や保護者の皆さまへ」を掲載している。これにより、どの学年・教科・学習内容で活用できるかが一目でわかるようになっている。科目に限定しない内容で、横断的な学習のヒントとしても利用できる。さらに、ダウンロード可能な指導案が2つ用意されており、すぐに授業に反映できる。

 デジタル版は、ページの見開きを基本に構成され、電子黒板やタブレットにフィットするように最適化されている。1つの見開きに1つの内容が収まり、デジタル教材としてシンプルに運用できる。必要なページだけをダウンロードすることも可能で、児童も授業でスマートに活用できる。

 また、ダウンロードした内容を自由に印刷し、ポスターや掲示に活用することもできる。1枚の見開きに内容が収まり、印刷したらそのままポスターとして使用可能である。食育の掲示板や各クラスの掲示板など、デジタル以外でも活用できる。

 教科書で当たり前のやさしい配慮として、学年別漢字配当表に準拠し、5学年以降で習う漢字には送りがなが付けられている。また、色弱の人に配慮した色使いがされており、色弱の人でも内容が認識できるようになっている。

 「お肉の学習ガイドブック」は、全国食肉事業協同組合連合会が制作し、公益社団法人全国食肉学校が監修している。食育の監修には、元栄養教諭の白井ひで子氏(三信化工食育アドバイザー)と江口敏幸氏(全国学校栄養士協議会監事)が携わっている。

 お肉について正しく理解することや、お肉を食卓に届けてくれる人達への感謝の気持ちをもつことは、子供はもちろん、大人にとっても大切なことである。全肉連では、今後もお肉の食育情報の発信を続けていくとしている。

《吹野准》

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