和歌山県教育委員会は2025年3月14日、2026年度(令和8年度)和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験の試験日程、変更点などの情報を公表した。実施要項は4月10日より配布予定。
2026年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験では、新たに和歌山県内で教諭等として在職歴のある離職者を対象とした特別選考が新設される。また、中学校・高等学校の共通科目の募集枠は「中高共通」へ統合するほか、中学校技術・中学校家庭の免許保持者への加点が変更される。
1次試験(筆答)は6月14日、2次試験は集団討論が7月31日、実技が8月1日、個人面接が8月5日から8日にそれぞれ実施される。1次試験の口頭試問および作文は廃止。一部の特別選考該当者には個人面接を実施する。2次試験では小論文試験の廃止および集団面接を集団討論へ変更するほか、高等学校・工業における2次試験・実技を廃止する。
出願は電子申請で、4月10日~30日に受け付ける。試験内容など詳細については、4月10日配布開始予定の要項で確認できる。また、試験会場の詳細については、受験票送付時および1次選考試験結果通知送付時に、受験者に通知される。
一方、秋選考の実施要項(概要版)および、2026年3月実施予定の大学推薦特別選考(大学3年生対象)については、4月中旬にWebサイトで発表を予定している。秋選考の募集は、一部の校種・教科となる予定で、6月実施の試験と同じ校種・教科での出願は不可だという。また、大学推薦特別選考は、指定される大学(5月中に通知)に在籍していない場合は受験できないとしている。