文部科学省は2025年3月10日、第1回「2040年を見据えて社会とともに歩む私立大学の在り方検討会議」を開催する。会議はハイブリッド形式で行われ、一般の傍聴者向けにはYouTubeの文部科学省会議専用チャンネルでライブ配信される。議題には、私立大学の現状や有識者からのヒアリング、意見交換などが含まれる。
急激な少子化が進む中、科学技術力の向上や地方創生などの諸課題に対して、日本の高等教育を支える私立大学が、教育研究の質を高め、地域や経済界をはじめとした関係者と協働しながら、人材育成を充実し、役割を果たすことが期待されている。
この検討会は、2040年の社会を見据えた高等教育のあり方について中央教育審議会がまとめた答申「我が国の『知の総和』向上の未来像～高等教育システムの再構築～」の方向性に基づき、私立大学を取り巻く環境の変化を見据えながら、私立大学の振興に向けて期待される役割を明確化し、具体的な方策などに焦点をあてて検討するために設置された。
会議の傍聴を希望する場合は、3月7日正午までに傍聴登録フォームから申し込む必要がある。締切りを過ぎた場合は申込みができないため、注意が必要だ。傍聴用のYouTubeリンクは、申込み時に登録した連絡先に送られる。
配信映像の著作権は文部科学省に属し、事前の許可なく利用することは禁止されている。会議資料は開催までに文部科学省のWebサイトに掲載され、議事録は後日公開される予定である。
このような取組みを通じて、文部科学省は私立大学の現状を広く共有し、今後の政策に反映させることを目指している。教育関係者や保護者にとっても、私立大学の現状を知る貴重な機会となるだろう。
◆2040年を見据えて社会とともに歩む私立大学の在り方検討会議（第1回）
日時：2025年3月10日（月）15:30～17:30
形式：ハイブリッド（対面・Web）開催
※傍聴はWebのみ
申込締切：2025年3月7日（金）12:00
申込方法：傍聴登録フォームより申し込む
