学研ホールディングスは2026年に80周年を迎えるにあたり2025年3月4日、特設サイトの開設と記念ロゴの決定を発表した。コーポレートカラーの緑を基調とした記念ロゴは社員が制作したという。
学研グループは1946年4月1日、「戦後の復興は、教育をおいてほかにない」という信念のもと、故・古岡秀人氏により「学習研究社」として創業。同年に「初等六年の学習」を創刊し、その後園児向けや中学生向けの情報誌を発刊するなど、戦後の教育復興に貢献してきた。なかでも、学年別月刊誌「学習」と「科学」は、学研のシンボルとして公教育では不足しがちだった実験や観察の教材を提供し、家庭学習の機会を広げる役割を担った。
1980年には「学研教室」を設立。2000年代に入ると、医療・福祉分野にも事業を拡大し、サービス付き高齢者向け住宅を展開。2024年には中期経営計画「Gakken 2025」を発表し、中核テーマ「SHIFT」を掲げ、さらなる進化を目指している。
現在は、グループを横断した50名のプロジェクトメンバーが推進主体となり、80周年となる2026年4月1日に向けて、各種イベントやキャンペーンの展開など80周年を盛り上げるプロジェクトを推進。記念ロゴは投票から制作までのすべての工程を社員が担当し、公募の中から海外拠点を含む約2,000名の社員による投票を経て決定したという。
ロゴは、コーポレートカラーである緑を基調としたグラデーションで、教育・医療福祉など多岐にわたる事業の広がりを表現。さらに、末長く皆さまに寄り添う企業であり続けたいという想いを込め、「これからもずっとともに、80周年。」というメッセージを添えている。
特設サイトでは、学研のあゆみ、歴代の学研の「科学」のふろく紹介、記念キャンペーンやイベントなど、1年後の80周年に向けて随時を発信していく予定だという。