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札幌市の教員採用、大学3年対象の選考区分を新設

 札幌市教育委員会は2025年1月31日、2026年度教員採用選考検査において、大学3年生を対象とした新たな選考区分を設けることを発表した。2025年度時点で大学3年生で、2027年3月31日までに卒業見込みの者が、特定の条件を満たすことで第1次検査の教養検査が受検可能となる。

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2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査
  • 2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査
  • 大学3年生等を対象とした選考の受検区分

 札幌市教育委員会は2025年1月31日、2026年度教員採用選考検査において、大学3年生を対象とした新たな選考区分を設けることを発表した。この新設により、2025年度時点で大学3年生であり、2027年3月31日までに卒業見込みの者が、特定の条件を満たすことで第1次検査の教養検査が受検可能となる。

 この新たな選考区分の設置は、教員採用の門戸を広げることを目的としている。特に、大学3年生に対して早期に教員採用の機会を提供することで、将来の教員不足に対応しようとする意図がある。特定の基準を満たした者は翌年度の検査で教養検査が免除される。

 また、特別支援学校の教諭免許をもつ者に対しては、5点の加点制度が導入されることも発表された。これにより、特別支援教育に関心をもつ人材の確保を図る。

 さらに、中学校・高等学校教諭区分の保健体育における第2次検査の体育実技が廃止されることも決定した。これは、受検者の負担を軽減するための措置である。ただし、音楽や英語の実技検査は引き続き実施される。

 この変更にともない、これまで12月に実施していた「札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査」は廃止される。

 今回の変更により、札幌市の教員採用はより柔軟で多様な人材を受け入れる体制が整えられることとなる。特に、大学3年生を対象とした新たな選考区分の設置や特別支援学校教諭免許の加点制度は、教育現場における人材の多様性を促進するものといえる。これにより、札幌市の教育の質が向上することが期待される。

 2026年度教員採用候補者選考検査は、第1次検査を6月15日、第2次検査を8月1~3日、合格発表発表を9月26日に行う。

《神林七巳》

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