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京都府立医科大学、K-MICS設立で産学連携強化

 2024年4月1日、京都府立医科大学はイノベーティブな研究人材の育成と持続可能な研究・臨床環境の整備を目的とした産学公連携プラットフォーム「K-MICS」を設立した。これにともない、島津製作所と堀場製作所の2社と包括連携協定を締結し、同プラットフォームの取組みが本格的にスタートすることとなった。

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左から堀場製作所 代表取締役社長 山本靖則氏、京都府立医科大学 学長 夜久均氏、堀場製作所 代表取締役社長 足立正之氏
  • 左から堀場製作所 代表取締役社長 山本靖則氏、京都府立医科大学 学長 夜久均氏、堀場製作所 代表取締役社長 足立正之氏
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 2024年4月1日、京都府立医科大学は企業、他大学、金融機関、行政などと連携し、イノベーティブな研究人材の育成と持続可能な研究・臨床環境の整備を目的とした産学公連携プラットフォーム「K-MICS」を設立した。これにともない、京都創業のグローバル企業である島津製作所と堀場製作所の2社と包括連携協定を締結し、同プラットフォームの取組みが本格的にスタートすることとなった。

 K-MICSの設立背景には、研究成果の社会実装を推進し、地域や社会に貢献することがある。府立医大は、島津製作所と堀場製作所の協力を得て、研究開発提案コンペティションや連携講座「覚生塾」を通じて、研究者の人材育成や社会実装に向けた研究開発を支援する。また、戦略的社会連携推進基金を活用し、K-MICSの目的達成に向けたさまざまな事業を展開する。

 具体的な連携事業としては、島津製作所と府立医大、堀場製作所と府立医大がそれぞれ研究テーマを設定し、府立医大の研究者から広く研究開発提案を公募する。これにより、社会実装に向けた産学連携研究に発展しうる研究開発を支援することを目指す。

 また、連携講座「覚生塾」では、島津製作所と堀場製作所の社員が参加するピッチイベントやセミナーを開催し、両社からの講師派遣を通じて府立医大の研究者の人材育成を行う。これにより、塾を通じた人材交流や連携強化を図る。

 K-MICSの設立により、京都府立医科大学は地域社会や産業界と密接に連携し、研究成果の社会実装を推進する体制を整えた。今後、同プラットフォームを通じて、さらなる研究人材の育成と持続可能な研究環境の整備が期待される。

《神林七巳》

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