文部科学省は2024年11月25日、2024年度「各学校・課程・学科の垣根を超える高等学校改革推進事業(学びの機会の充実ネットワークの構築)」の採択機関(3次公募)が、山形県と名古屋市の各教育委員会に決定したことを発表した。事業期間は3年間の予定。
「各学校・課程・学科の垣根を超える高等学校改革推進事業」は、遠隔授業や通信教育を活用した学校間連携などのネットワーク構築を目的とした調査研究。学校間の連携・併修ネットワーク構築のための機材整備、人材の配置や育成・確保に係る費用などを支援する。
2024年10月15日~11月5日に第3次公募を実施。申請があったのは、山形県教育委員会と名古屋市教育委員会の2件。11月上旬、事業の審査要項および審査基準に基づいた審査を実施したところ、両教育委員会の採択が決定した。今後、12月下旬の契約締結より事業を開始する。事業期間は原則として3年間。
なお、「各学校・課程・学科の垣根を超える高等学校改革推進事業」の1次公募は、2024年2月20日から3月15日に実施。岩手県、静岡県、島根県、高知県、長崎県、熊本県、宮崎県の各教育委員会が採択された。5月30日から6月25日に受け付けた2次公募では、大分県と鹿児島県の各教育委員会の採択が決定。2024年度の予算額は1.2億円としている。