文部科学省は、2024年度(令和6年度)「日本語教員試験」において、東京都内一部の会場での音声トラブルにあった人、JR函館線の貨物列車脱線事故の影響でやむを得ず受験できなかった人を対象とした再試験を2024年12月8日に実施する。対象者は試験事務局より連絡が入る。申込期限は11月28日。
日本語教員試験は「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」に基づき、認定日本語教育機関で日本語教育課程を担当する「登録日本語教員」になるために必要な資格試験。
2024年度(令和6年度)日本語教員試験は、北海道、東北、関東、中部、近畿、中四国、九州、沖縄の12会場にて11月17日に実施された。今回は、北海道「TKP札幌カンファレンスセンター」にて実施した同試験において、JR函館線での貨物列車脱線事故により試験当日始発から函館駅~札幌駅間で全線運休した影響でやむを得ず受験できなかった人、また関東「TOC展示会場(五反田)」および「TKP新橋カンファレンスセンター」にて応用試験I(聴解)時間中、音声が聞こえないなどの音量調整トラブルにより影響を受けた人を対象に、再試験を実施する。
「TKP札幌駅カンファレンスセンター」での対象者は3名。試験科目は、応用試験I(聴解)、応用試験II(読解)。「TOC展示会場」での対象者は1,472名、「TKP新橋カンファレンスセンター」での対象者は70名。試験科目は、応用試験I(聴解)。
対象者は試験事務局より連絡が入るため、再試験を希望する場合は試験事務局より案内される方法で申請する。申請期限は11月28日。再試験の実施会場などについては、直接通知される。文部科学省は、音量調整トラブルのあった人に対してお詫びしている。