リーフラスは2024年10月1日から2025年3月31日まで、名古屋市立小学校111校の「小学校における新たな運動・文化活動」において、人材バンク・運営事業を受託したことを発表した。すでに受託している学校を含め、14区238校の小学校に事業を提供することになる。
名古屋市では、小学校4年生から6年生の児童を対象に、放課後に教員が指導する「部活動」ではなく、民間委託による「新たな運動・文化活動」を実施している。休日や長期休業期間などを除く週3日、1日1時間半以内を目安に、放課後にスポーツや音楽などの活動を実施。2020年9月より開始し、軟式野球、ソフトボール、サッカー、バスケットボール、器楽、合唱などの活動を通し、子供たちの体力や健康、豊かな人間性などを育んでいる。
運営については、市内8区域を技研・地域共育推進支援共同体、ほかの8区域をリーフラスが受託。指導者募集にかかる人材バンク運営事業についてもリーフラスが行っている。
名古屋市では公平性・安全性・多様性(誰もが楽しく、安全に、さまざまな活動を経験できる)の確保と、主体性の尊重を基本としており、民間委託による活動で大きく変わったのは、「より多くの種目に参加でき、子供たちひとりひとりの可能性を伸ばす機会が増えたこと」だという。
受託に際しリーフラスは、児童に質の高い運動・文化教育を提供できるよう、指導ノウハウに基づく指導者向けカリキュラムを用意し、児童ひとりひとりに寄り添って成長を支援できるような人材リソースを各小学校に提供していくとしている。