学研ホールディングスと品川区は2024年8月30日、子育て支援や学習支援、金融教育や防災対策などにおいて包括連携協定を締結した。品川区民サービスの向上および地域の活性化を図ることを目的としている。
今回の包括連携協定は、品川区が進める諸施策と、学研グループが教育事業や医療福祉事業を通じて培った知見やサービス、コンテンツを活用・連携することで、地域課題の解決や活性化に向けて取り組むもの。
連携事項には「地域の安全・安心」「子供・青少年育成支援」「高齢者・障がい者支援」「文化・観光・スポーツ振興」「環境保全・環境活動」「防災・災害対策」「SDGsの推進」に関することなど、11事項を掲げている。
さらに、ヤングケアラーや貧困家庭、不登校などさまざまな困難を抱える家庭への支援強化、品川区と地域の金融機関、学研グループの出版コンテンツで連携し、小中学生を対象とした金融教育の提供、防災啓発イベントなどの連携も検討しているという。
学研ホールディングスの宮原博昭代表取締役社長は「今回の協定を契機に、品川を起点にした社会貢献にこれまで以上に力を入れ、さらに全国、世界に向けて、価値発信してまいります」とコメントを寄せている。