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横浜市の教員採用…2,623人出願、倍率3.1倍

 横浜市教育委員会は2024年6月12日、2024年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況を公表した。大学3年生チャレンジ推薦特別選考を除く応募者は2,623人で、応募倍率は前年度比0.5ポイント減の3.1倍。一方、小学校の教科分担制に向け新設した併願制度は音楽に75%が希望するなど好調なスタートを切った。

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令和6年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験応募状況・日程
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 横浜市教育委員会は2024年6月12日、2024年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況を公表した。大学3年生チャレンジ推薦特別選考を除く応募者は2,623人で、応募倍率は前年度比0.5ポイント減の3.1倍。一方、小学校の教科分担制に向け新設した併願制度は音楽に75%が希望するなど好調なスタートを切った。

 2024年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験は4月10日から5月13日まで応募を受け付けた。応募者総数は2,705人。このうち、2025年度採用予定への応募者は前年度より409人少ない2,623人で、応募倍率は前年度比0.5ポイント減の3.1倍。小学校における教科分担制を推進していくために新設した併願受験「小学校専科教員」の希望者は、音楽が応募者66人中49人・英語が応募者169人中103人。希少教科である技術教員を確保していくために新設した併願受験「技術」には5人(数学・理科)の応募があった。

 大学3年生チャレンジ推薦特別選考を除く、受験区分別の志願者数は小学校1,105人(前年度比289人減)、中学校・高等学校1,119人(同107人減)、特別支援学校151人(同4人減)、養護教諭229人(同14人減)、高等学校19人(同5人増)で、高等学校以外の全受験区分で前年度を下回った。応募倍率は、小学校1.9倍、中学校・高等学校5.2倍、特別支援学校3.4倍、養護教諭11.5倍など。

 一方、2026年度採用予定の大学3年生チャレンジ推薦特別選考には82人が応募。このうち、小学校の応募者は前年度比5人増の73人。対象校種・教科を拡大し募集した区分には、中学校・高等学校の技術と家庭にそれぞれ2人、特別支援学校に5人の計9人から応募があった。

 2024年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験は今後、1次試験を7月7日、結果を7月下旬に通知する。2次試験は8月上旬から9月中旬のうち指定された1日で実施し、最終合格発表を10月中旬に行う。受験票は6月中旬から下旬に電子申請・届出システムにアクセスし、各自で受験票を印刷する。6月16日までに受験票の発行ができない場合は、6月17日に教職員人事課任用係まで連絡すること。

《川端珠紀》

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