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電子黒板を幼保現場に…BenQ・星野学園・リトプラが協定締結

 東京都のプロジェクト「こどもスマイルムーブメント」参画を通じて2024年6月7日、ベンキュージャパン(BenQ)と星野学園、リトプラの3者は 電子黒板を活用した未来型保育を目指したパートナーシップ協定を締結した。幼保現場で、電子黒板の新たな活用方法などを模索する共同展開に着手する。

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電子黒板「BenQ Board」と幼保など法人向けパッケージコンテンツ「リトルプラネットTouch」のデモンストレーションのようす
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  • 調印式のようす
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 東京都のプロジェクト「こどもスマイルムーブメント」参画を通じて2024年6月7日、ベンキュージャパン(BenQ)と星野学園、リトプラの3者は 電子黒板を活用した未来型保育を目指したパートナーシップ協定を締結した。幼保現場で、電子黒板の新たな活用方法などを模索する共同展開に着手する。

 今回のパートナーシップ協定は、インタラクティブな学びのツールとして、幼保市場でも普及が進み始めた「電子黒板」を活用した新たな未来型保育を目指し、幼保機関、コンテンツホルダー、電子黒板のデバイスメーカーの3者が手を組み、幼保現場でのよりよい使い勝手や、新たな活用方法などを模索する共同展開を始動していくもの。

 調印式は星野学園の認定こども園「小平みどり幼稚園」にて開催。電子黒板「BenQ Board」と、幼保など法人向けパッケージコンテンツ「リトルプラネットTouch」のデモンストレーションが行われ、園児代表として小平みどり幼稚園の年長クラス8名の子供たちが参加。BenQ BoardのホワイトボードアプリEZWriteを使ったお絵描きや、リトプラのコンテンツを実際に体験。園児たちは口々に「楽しかった!」と笑顔を浮かべていたという。

 協定の締結は、東京都が実施する、子供の笑顔あふれる社会をみんなで作るプロジェクト「こどもスマイルムーブメント」に3者が参画していたことが大きなきっかけ。リトプラが電子黒板の導入にも前向きであった星野学園を、BenQの電子黒板とリトプラのデジタルコンテンツのモデル園として迎え入れることで、今回のパートナーシップ協定が3者間で結ばれた。

 星野学園 星野理事長は、「電子黒板は子供の知育としてだけでなく、職員向けの研修や会議にも使用できる」とし、この協定を通じて「プレママやプレパパの事業、さらには学童保育の現場でも電子黒板を利用していきたい」と意欲的だという。

 GIGAスクール構想によって、小学校以上の教育現場ではデバイスやネットワーク環境が整いつつある中、幼保園において電子黒板などのデバイスに触れることは、「小学校以降のデジタル教育に対しての橋渡しになるのではないか」とベンキュージャパン代表執行役社長の菊地正志氏。特に、就学前の幼保の現場では、テクノロジーの進歩だけでなく、安全面や環境負荷なども考慮することがデバイスメーカーには求められており、「BenQ Boardはまさにそういった要素を取り込んだ製品であり、これからも幼保の学びの現場に対して積極的なアプローチを推進していきたい」と語った。

《川端珠紀》

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