デジリハは2024年度より、全国の肢体不自由・知的障害児を対象とした特別支援学校で、デジタルリハビリツールサービスの無償提供を開始した。デジタルコンテンツは、特別支援が必要な子供たちの特性にあわせてカスタマイズできる。
「デジリハ」は、デジタルアートとセンサーを活用したアプリケーションを通じて、障害児者がより主体的にリハビリ・療育に関わることを支援するツール。2021年よりサービス提供を開始し、2024年3月末時点で70件以上の総合病院、リハビリ病院、放課後等デイサービス、また全国で4件の特別支援学校で導入されている。
子供たちが「もっとやりたい!」という活動を目指すだけでなく、障害児者に関わる支援者も支援をより一層楽しみ、自信をもって取り組むためのコミュニティ形成も行っているという。
今回、自治体や在籍する放課後等デイサービスなどの事業所、家庭における経済格差を縮小し、すべての特別な支援が必要な子供たちに「自身の能力を最大化する体験」を提供するために無償提供を開始。提供するデジタルコンテンツは、特別支援が必要な子供たちの特性にあわせてカスタマイズが可能で、自信をもって学習に取り組めるよう設計されている。
利用にはセンサー、PC等の機材の用意が必要。デジリハまで問い合わせること。Webサイトでは、デジリハの活用方法や導入などについての資料を公開している。