東京都教育委員会は2024年2月15日、多様な人が共に支え合う共生社会の実現に向け、「インクルーシブな学び東京コンソーシアム」を設立すると発表した。今後、参加団体と協力し、高校生等を対象とした体験プログラムや、学校卒業後の障害者を対象とした生涯学習講座などを実施予定。
インクルーシブな学び東京コンソーシアムは、障害の有無に関わらず共に学べる環境を構築し、互いの個性を認め合い、多様性を尊重しながら支えあえるインクルーシブシティの実現を目指し設立。発表時点で、分身ロボットOriHimeを展開するオリィ研究所や、全国自立生活センター協議会、重度障害者・生涯学習ネットワークなど、インクルーシブな学びに関する事業を行う企業やNPOなど18団体が参加している。
都では、生涯学習事業として「インクルーシブな都立学校公開講座」「都立高校生を対象としたインクルーシブ体験プロジェクト」「共生社会コンファレンス等による普及・啓発活動」「区市町村職員を対象とした研修」を企画。実施にあたっては、コンソーシアムを構成する団体が事務局(生涯学習課)となり、専門性を生かし協力予定だという。