麹町学園女子中学校高等学校は2024年1月23日、2023年12月22日に成城大学文芸学部と高大連携に関する覚書を交わし、締結式を開催したことを公表した。これにより、成城大学文芸学部英文学科に毎年2名ずつ、一定の基準を満たした生徒を推薦できるという。
麹町学園女子中学校高等学校は、2019年に成城大学と高大連携協定を締結。協定は、相互の交流と連携を通じて、高校生の大学進学に関する意識と学習意欲を高めるとともに、大学の求める学生像および教育内容への理解を深めることにより、高校教育・大学教育の質の向上と活性化を図ることを目的としている。
実績としては、成城大学の学生サポーター団体が主催する「サポーターズフォーラム」に麹町学園女子中学校高等学校の生徒が参加したという。経済学部とはすでに高大連携の覚書を締結しており、今回新たに文芸学部英文学科とも具体的な連携活動を進めていくこととなった。
覚書により、麹町学園女子中学校高等学校は「高大連携指定校推薦」として、成城大学文芸学部英文学科に毎年2名ずつ、一定の基準を満たした生徒を推薦できるとしている。基準は、評定平均基準と英語能力基準、「みらい論文」の写しの提出の3点。「みらい論文」とは、高校1年次から2年次の2年間実施する麹町学園女子中学校高等学校オリジナルの取組み。自分の興味・関心のある事柄について、文献調査・実態調査などを通じて分析・考察をし、最終的には1万字の論文に仕上げるという。
今回文芸学部との覚書締結によって、成城大学に「高い学習意欲」「学びへの明確な目的意識」「一定の学力」をもって進学できる制度の幅が広がったとしている。なお、協定を締結している大学は、共立女子大学や日本女子大学など6校となる。