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成立学園中高、国内2校目のIELTS推進校に認定

 全世界での年間受験者数が350万人を超える、グローバルな英語4技能テスト「IELTS(アイエルツ)」を運営するIDP Educationは2023年12月21日、成立学園中学・高等学校を国内2校目の「IELTS推進校」に認定したことを発表した。

事例 グローバル敎育
成立学園中学・高等学校が国内2校目の「IELTS推進校」に認定
  • 成立学園中学・高等学校が国内2校目の「IELTS推進校」に認定
  • 成立学園中学・高等学校校長 福田英二氏

 全世界での年間受験者数が350万人を超える、グローバルな英語4技能テスト「IELTS(アイエルツ)」を運営するIDP Educationは2023年12月21日、成立学園中学・高等学校を国内2校目の「IELTS推進校」に認定したことを発表した。

 英語4技能テスト「IELTS」は、海外留学や就労、移住などの多くの場面で英語力を測る試験として、世界1万2,000以上の機関で採用されているという。近年、海外大学への進学増加、日本国内の大学における英語外部検定を利用した入試制度の導入促進により、日本では高校生の受験生が増加している。そこで、IDPはIELTSを軸に、グローバルな教育や進路指導を行う高校を「IELTS推進校」として認定し、IELTS対策や受験支援を行っているという。

 成立学園は、グローバル化に対応した英語教育改革の1つとして、2019年より「探究クラス」を設置。「探究クラス」は、英語や論理的思考力といった探究に必要な能力を養い、海外大学への進学や、総合型や学校推薦型選抜での国内大学への進学を目指すクラス。プログラムの一環としてネイティブ講師を中心に、海外大学の入学時に英語力の証明として必要になるIELTSの指導を行ってきた。その結果、2023年3月には10名の生徒が14の海外大学に合格し、そのうち2名が実進学を果たしたという。

 IDPでは、成立学園の取組みをIELTSを活用した生徒の進路拡大を行うモデル事例と考え、「IELTS推進校」に認定した。今後は、IDP公認のIELTS問題集を活用した試験対策授業の実施や、 IDP公認のIELTSエキスパートによるワークショップ、公式模擬試験・本試験の団体受験など、IELTSに関わる取組みを行っていくとしている。

 成立学園中学・高等学校校長の福田英二氏は、「2025年に創立100周年を迎える成立学園では、時代が変わっても変わらない “見える学力”と“見えない学力”を軸とした教養教育に力を注いできました。その一環として行ってきたグローバルな舞台で活躍できる素地をつくる教育が、IELTS推進校という形で認めていただけたことを嬉しく思います。IELTSは生徒にとって国内、そして海外における進路の選択を拡大してくれる英語試験だと考えています。今回、IELTS推進校になったことを受け、より一層グローバル化を加速していきます。」とコメントしている。

《いろは》

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