教育業界ニュース

児童少年の健全育成「実践的研究助成」3/1まで募集…日生財団

 日本生命財団は2023年12月1日より、児童・少年の健全育成助成「2024年度 実践的研究助成」の募集を開始している。「子どもを巡る『真のウェルビーイング』の探求」をテーマに、2年助成と1年助成を募集。研究者や実践家を対象に、2024年3月1日(消印有効)まで応募を受け付ける。

教育行政 その他
2024年度 実践的研究助成の案内
  • 2024年度 実践的研究助成の案内
  • 2024年度 実践的研究助成の案内

 日本生命財団は2023年12月1日より、児童・少年の健全育成助成「2024年度 実践的研究助成」の募集を開始している。「子どもを巡る『真のウェルビーイング』の探求」をテーマに、2年助成と1年助成を募集。研究者や実践家を対象に、2024年3月1日(消印有効)まで応募を受け付ける。

 日本生命財団が行う実践的研究助成は、「子どもを巡る『真のウェルビーイング』の探求」をテーマに、研究者と実践家が協働して研究成果の社会還元、社会実装を目指す研究に対し助成を行う制度。2023年度は、2年助成39件、1年助成41件、合計80件の応募があり、2年助成4件、1年助成5件、合計9件を選出。総額1,963万円の助成が決定した。

 2024年度は、2年助成2~4件程度、1年助成4~8件程度を助成予定。助成額は、2年助成が2年間で1件最大400万円(1年最大200万円)、1年助成が1年間で1件最大100万円。助成は2024年8月より開始する。特に、重点募集分野として、「第1分野:健全育成のための教育・保育、周到な準備を図る分野」「第2分野:健全育成にとって喫緊の対応を要する分野」の2分野に対する課題を明確にした研究への助成を進めており、募集要項などで各分野に関連するキーワードなども紹介している。

 対象となる団体は、代表研究者が研究者または実践家(医師、教師、保育士、心理士、社会福祉士等)であること。「1年助成」では代表研究者が、大学院博士課程(博士後期課程)に在籍し指導教員の推薦を受けた者、大学院博士課程(博士後期課程)を修了または単位取得退学した者で常勤の職にない者の場合も対象とする。研究組織は複数名の研究組織で研究者と実践家の双方が参画すること。

 研究成果は社会還元することを前提としており、2年助成はシンポジウムやワークショップ、書籍出版。研究成果を市販書籍として出版する場合、日本生命財団が別途選考のうえ助成を行う場合もある。1年助成はワークショップを開催する。

 応募はWebサイトからダウンロード可能な申請書に記入し、郵送にて提出する。メールでの申請は不可。応募締切は3月1日(消印有効)。2年助成と1年助成の重複申請はできない。詳細は募集要項で確認できる。

◆児童・少年の健全育成助成「2024年度 実践的研究助成」
助成期間:2024年8月から2年間または1年間
応募方法:所定の申請書を郵送する
応募締切:2024年3月1日(金)消印有効
【2年助成】
助成金額:1件最大400万円(1年最大200万円)
助成予定件数:2~4件
対象:研究者、実践家(研究者であり実践家である者を含む)
【1年助成】
助成金額:1件最大100万円
助成予定件数:4~8件
対象:研究者、実践家、大学院博士課程在籍者など

《畑山望》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top