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使いやすい「大学スマホサイト」1位は東京工芸大

 日経BPコンサルティングは2023年10月27日、「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査 2023-2024」の結果を公表した。総合ランキング1位は過去最高得点タイのスコアを出した東京工芸大学となり、2021年から2年ぶり2度目の1位に輝いた。

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総合ランキング(上位10位)
  • 総合ランキング(上位10位)
  • 1位となった東京工芸大学

 日経BPコンサルティングは2023年10月27日、「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査 2023-2024」の結果を公表した。総合ランキング1位は過去最高得点タイのスコアを出した東京工芸大学となり、2021年から2年ぶり2度目の1位に輝いた。

 調査対象は、スマホ・サイトを提供している国立大学、公立大学、私立大学のうち、学部学生数の多い大学(国公立大学で2,000人以上、私立大学で3,000人以上)。これに一部大学を加え、トータルで266サイトとした。内訳は国立大学64校、公立大学18校、私立大学184校。調査実施期間は2023年6月上旬~9月上旬。なお、医科大学や薬科大学などの単科大学は除く。

 審査は、国内で普及している4.7インチ画面のiPhoneを対象機種に定め、「通信への配慮」「見やすさ」「操作のしやすさ」「トップページ・ユーザビリティ」「サイト・ユーザビリティ」「メインコンテンツへのアクセス」「サイト内検索」「インタラクティブ」の8項目を指標に、合計47項目(合計100点満点)から評価している。

 総合ランキングのトップ10は、1位「東京工芸大学」、2位「北海学園大学」、3位「工学院大学」、4位「東京工科大学」、5位「名古屋市立大学」、6位「北海道科学大学」、7位「青山学院大学」、8位「大妻女子大学」、8位「西日本工業大学」、10位「駒沢女子大学」となった。

 今回は1位から4位までが90点台を出すかつてないハイレベルなスコアとなった。トップ争いが激しくなる中、1位を奪取したのは、2022年の北海学園大学と並ぶ過去最高得点タイの総合スコア97.33(100点満点中)を出した東京工芸大学だった。2021年から2年ぶり2度目の1位に輝いた東京工芸大学は、Webサイト上の視認性向上のための充分な色彩コントラスト比の確保や、スクリーンリーダーへの配慮など、どのような環境でも快適に利用できることを目指し、Webアクセシビリティ向上に向けた取組みを行っていたという。

 また、トップ10入りした大学の中で、西日本工業大学と駒沢女子大学は「学部学生数3,000人以上の私立大学」というノミネート条件を満たしていない大学だが、ユーザビリティへの取組みに注目して調査対象となった。前回調査対象入りした西日本工業大学は初の診断で188位だったが、今回大躍進を果たし8位の座を獲得。一方、今回調査対象となった駒沢女子大学は、いきなりトップ10入りを果たしている。

◆大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査2023-2024(上位10校)
1位 東京工芸大学(前回2位)
2位 北海学園大学(同1位)
3位 工学院大学(同12位)
4位 東京工科大学(同4位)
5位 名古屋市立大学(同3位)
6位 北海道科学大学(同7位)
7位 青山学院大学(同4位)
8位 大妻女子大学(同8位)
8位 西日本工業大学(同188位)
10位 駒沢女子大学(前回は対象外)

《田中志実》

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