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Pepper for Education、ChatGPT機能を搭載

 ソフトバンクロボティクスは2023年10月19日より、教育機関向けの学習サービス「Pepper for Education」に、ChatGPT機能を実装し提供を開始する。追加費用は不要。機能のオンオフができ、教育機関の指導方針にも配慮している。

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Pepper for EducationにChatGPT機能が登場
  • Pepper for EducationにChatGPT機能が登場
  • ChatGPT機能の追加により、Pepper が出来ること

 ソフトバンクロボティクスは2023年10月19日より、教育機関向けの学習サービス「Pepper for Education」に、ChatGPT機能を実装し提供を開始する。追加費用は不要。機能のオンオフができ、教育機関の指導方針にも配慮している。

 「Pepper for Education」は、2021年4月より現在までに全国約1,300の教育機関で、プログラミング授業や防災授業などで活用されている次世代のリーダー育成を目指す学習サービス。人型ロボットPepperをプログラミングし、仲間と身のまわりの社会課題に取り組む過程で、探究心や思考力、協働的な姿勢、表現力、判断力を培う。プログラミングは、Scratchベースの「Robo Blocks」を使ってノーコードでプログラムできる。

 今回、この「Robo Blocks」に、より簡単に手軽にプログラムを作れるよう、ChatGPT機能が追加された。これにより、たとえば、豊富なテーマに関する自由会話の生成や英会話の練習、保健室でのカウンセリング、進路相談など、Pepperが対応できるようになるプログラムを自身で開発できるという。

 ChatGPT機能の利用にあたり、追加費用はかからず、OpenAIの新規アカウントの作成も不要。また機能のオンオフができ、教育機関の指導方針にも配慮した設計となっている。ただし、ChatGPTブロックを使って無料利用できるPepperとの会話回数は制限があるとしている。

 Pepper for Educationの費用・提供期間は、月額3万9,800円(税抜)×12か月。資料請求すると、概要紹介、教師用指導書・学習指導案・ワークシート・民間教育用テキストなどの各種サンプルが届く。詳細はWebサイトで確認できる。

《川端珠紀》

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