大阪工業大学は2023年9月19日、2024年度入試から「女子特別推薦入試」を新設し、工学部、ロボティクス＆デザイン工学部、情報科学部の3学部12学科で合計24人を募集すると発表した。出願は11月1日から10日まで。選考は11月19日、合格者を12月2日に発表する。
「女子特別推薦入試・併願制」新設は、文部科学省の理工系女性人材の育成戦略に呼応する取組みとして実施される。対象学部学科は、工学部（都市デザイン工学科・建築学科・機械工学科・電気電子システム工学科・電子情報システム工学科・応用化学科・環境工学科）、ロボティクス＆デザイン工学部（ロボット工学科・システムデザイン工学科）、情報科学部（データサイエンス学科・情報知能学科・ネットワークデザイン学科）の3学部12学科。2024年度入試から各学科2人、合計24人を募集する。
選考では、「数学」と「英語」について素養や入学後の学びで必要となる基礎学力を評価するため、高校教科書の基本的な内容を問うテストが課される。「書類審査」は各学科が指定する課題を課し、思考力・判断力・表現力などを評価。面接では同大で学ぶ意思や入学後のビジョンなどが問われる。加えて、工学部電子情報システム工学科と情報科学部の3学科では、外部資格検定試験保持者に対して加点制度を設け、資格・検定試験に取り組んだ主体性も評価する。
入学後は、学修支援プログラムで学びをサポートするとともに、同制度の女子入学者を対象に、客員教授就任予定の女性フリーアナウンサーによるキャリア支援プログラムを新設し、理工系女性人材の多面的成長に向けて総合的な教育体制を強化するとしている。
出願は11月1日～10日に受け付け、選考を11月19日、合格者を12月2日に発表する。
大阪工業大学は1922年創立、現在は工学部、ロボティクス＆デザイン工学部、情報科学部、知的財産学部の4学部17学科を設置する私立大学。キャンパスは、梅田、大宮（大阪市旭区）、枚方の3キャンパス。近年、女子学生の割合は、卒業生全体の15％前後、学科によっては30～40％を占めるという。
