モノグサは2023年9月14日、東京学芸大学と提携して「高次な資質・能力の育成モデル開発実践研究会」を設立したと発表した。研究会ではICTツール「Monoxer(モノグサ)」を活用。児童・生徒の学習活動や教員の役割がどう変わるかを検証する。
「高次な資質・能力の育成モデル開発実践研究会」は、GIGAスクール環境下において、広く普及可能な高次な資質・能力の育成実現に向けた授業モデルを確立するために発足。記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」を「反復・習得学習」に活用し、現場の先生がそれぞれの学校現場に適した形で「主体的・対話的で深い学び」を提供することで、ICTツールの活用を通して、児童・生徒の「学習活動がどう変わるのか」と「教員の役割がどう変わるのか」について検証する。
具体的には、6つの学習プロセス「学習前」「前提の獲得」「理解(わかる)」「定着(できる)」「真の理解」「探究(使える)」に分けて検証を想定。
授業設計の実証は2023年9月よりスタート。研究校は春日井市立の高森台中学校、南城中学校、藤山台小学校、杉並区立松ノ木小学校、富山市立芝園小学校、横浜市立鴨居中学校、西東京市立谷戸第二小学校の7校。各校は毎月、実践報告書を提出し、同研究会のメンバーがフィードバック。今後、実践事例と同研究会のメンバーにて一般化し、より多くの学校で実践可能な指導モデルを抽出するとしている。参加校は今後も増える可能性があるという。
東京学芸大学の高橋純教授は、同研究会発足について「モノグサはアウトプットをしながら習得する新しいタイプの学習アプリです。アプリ活用を前提とした基礎基本から高次な資質・能力の育成までの総合的な指導法を検討したいと考えております」とコメントを寄せている。