小学館が運営するポータルサイト「みんなの教育技術」とヤフーの「Yahoo!きっず」は2023年9月11日、共同企画「先生、しつもんです！」に寄せられた小学生からの「しつもん」の回答を両サイトに公開した。
「先生、しつもんです！」とは、小学館が運営する教師向けの情報サイト「みんなの教育技術」と、ヤフーが運営する子供向けサイト「Yahoo!きっず」の共同企画。「Yahoo!きっず」で小学生から先生に聞きたい質問を募集し、100件を選定。「みんなの教育技術」の教育関係者から得た回答を、両サイトで半数ずつ公開した。質問募集期間は2023年4月10日～5月19日。小学生の回答数1,726人。
「Yahoo!きっず」では、質問を8つのカテゴリに分類して募集。カテゴリ別にみると、もっとも多かったのは「友達のこと」で436人が回答し、クラスになじめない、苦手な子との関わり方、恋についてなどの質問が寄せられたという。回答者の学年は高学年が多く、性別を明らかにしている中では女子が男子の4倍。グループ化し、相手にどう思われるかを強く意識する高学年女子ならではの悩みが多くを占めたという。また、男女ともに、人生初の恋にとまどっているようすもうかがえた。
つぎに多かったカテゴリは「その他」で391人。テーマは多岐にわたるものの、質問の傾向として多くみられたのは、生理に関する質問や、「なぜシャープペンシルを使ってはいけないのか」「なぜ宿題をやるのか」といった学校の慣習やルールについての質問。LGBTQ、中学受験、死生観についての質問も目立っていたという。
3番目に多かったのは「授業のこと」で260人。手をあげられない、質問がしづらい、発表に自信がないといった悩みが寄せられ、以下、4位に「先生のこと」で187人、5位は「クラスのこと」で140人、6位「給食のこと」112人、7位「行事のこと」104人、8位「お家の人のこと」96人と続いた。
「先生、しつもんです！」の質問とそれに対する回答は、「Yahoo!きっず」と「みんなの教育技術」のWebサイトで確認できる。両サイトでは、質問と回答以外に、いじめや体罰などより深刻な悩みに対する相談先のリンクを掲載している。
