2023年8月31日に開催された「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策推進本部」第2回において、「不登校特例校」の新たな名称が「学びの多様化学校」に決定したことが公表された。増加する不登校への対策により力を入れて進めていく。
「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策推進本部」第2回には、文部科学省から永岡大臣、簗副大臣、伊藤大臣政務官らが、こども家庭庁から渡辺こども家庭庁長官らが出席。文部科学省が進める「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」の進捗状況や、2024年度(令和6年度)概算要求事項についての意見交換を行った。
さらに、不登校児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成した学校「不登校特例校」の新たな名称を公表。新名称は、より子供たちの目線に立ったものとするため、実際に「不登校特例校」に通う児童生徒や教職員から意見を募集。新たに「学びの多様化学校」とすることが決定した。
2024年度の概算要求の事項については、学びの多様化学校(不登校特例校)の設置促進のため、設置後の運営支援の拡充や廃校・余裕教室などの既存施設を改修して活用する場合の支援メニューの創設。校内教育支援センターの設置促進や学習指導員などの配置の充実。教育支援センターのICT環境整備など、必要な予算の確保を含め、加速度的に取組みを進めていくことが確認された。
文部科学省では、COCOLOプランに基づいた不登校対策の取組みに一層力を入れて進めていくとしている。