出光興産は2023年9月より、千葉県松戸市教育委員会と連携し、社員を市内の中学校に週1回派遣する「週1先生プログラム」を本格的に開始する。3か月間、特別授業の実施や通常授業のサポート、教職員の働き方改革などに取り組むという。
出光興産は2022年に発表した中期経営計画にて、人財戦略を経営戦略の根幹に据え、従業員の「能力・個性の発揮」に取り組んでいる。
今回は、取組みの一環として「週1先生プログラム」のトライアルを2023年5月から7月までの約3か月間、松戸市立第一中学校で実施。学校教育現場での新しい価値の創造や業務改善が見込まれ、派遣される社員の成長に効果的なプログラムであると判断した。民間企業の従業員が一定期間、公立中学校に派遣され、学校教育に関わるのは、先進的な取組みだという。
プログラム期間は、第1期のトライアルを終え、第2期が9月から12月、第3期が2024年1月から3月、いずれも約3か月間。勤務頻度は、原則週1回。おもに校務の効率化・合理化支援助言、学習支援、部活動支援などを行う。
今後も、「週1先生プログラム」の拡大と共に、「他流試合」「越境学習」などの場を設け、従業員の「能力・個性の発揮」に取り組むとしている。