千葉大学と帝国データバンクは2023年4月10日、数理・データサイエンス教育の活性化により実社会で活躍できる人材の育成を通じ、社会に貢献することを目的とした連携協定を2023年2月22日付で締結したことを発表した。
千葉大学では、2020年度より数理・データサイエンス教育全学副専攻プログラムを実施。文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の認定を受け、「リテラシーレベルプラス(MDASH-Literacy+)」に選定される等、数理・データサイエンス教育に取り組んでいる。
一方、帝国データバンク(TDB)では、国の施策である地域未来牽引企業や地域経済分析システム(RESAS)におけるデータの「研磨」や、データサイエンス技術を活用した企業活動を支援するサービス開発を行ってきた。培ってきた企業情報の収集・分析ノウハウを生かし、データサイエンス人材の育成や教材開発に力を入れている。
今回の連携協定は、数理・データサイエンス教育の一層の活性化により、実社会で活躍できる人材を育成することを通じ、社会貢献することが目的。今後期待される連携内容として、新たな数理・データサイエンス教育プログラムに係る新規科目開設、教育に係る施策の企画・立案に必要なデータ分析等を想定しているという。
千葉大学とTDBはそれぞれの実績とノウハウを融合することで、実践的な視野をもつデータエンジニア・データサイエンティストの育成を図り、データの社会的活用を推進し、社会の発展へ貢献していくとしている。