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中高生向けジャパンナレッジSchoolに「学習地図主題図版」搭載

 ネットアドバンスが提供する中高生向け総合学習支援ツール「ジャパンナレッジSchool」は、2023年4月より新コンテンツ「日本/世界学習地図ライブラリ 主題図版」を搭載する。日本の収録地図数34、レイヤー数57、世界の収録地図数85、レイヤー数136。

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ケッペンの気候区分図
  • ケッペンの気候区分図
  • ケッペン温帯図
  • 温帯と小麦分布
  • 学習地図ライブラリ主題図版仕様

 ネットアドバンスが提供する中高生向け総合学習支援ツール「ジャパンナレッジSchool」は、2023年4月より新コンテンツ「日本/世界学習地図ライブラリ 主題図版」を搭載する。日本の収録地図数34、レイヤー数57、世界の収録地図数85、レイヤー数136。

 「日本/世界学習地図ライブラリ 主題図版(学習地図主題図版)」では、地理の教科書に載っている定番主題図はもちろんのこと、主題図から特定の情報を取り出し、別の新しい統計や環境データと自由に組みあわせることができ、「主体的・対話的で深い学び」の可能性を開くという。

 地理の教科書には、特定のテーマをわかりやすく説明するために「主題図」と呼ばれる地図が使われている。典型的な主題図の1つには、「ケッペンの気候区分図」とよばれるものがある。主題図は、特定のテーマを生徒に理解させるには有効。しかし、冊子の教科書は紙幅の制限があるため、1枚の地図にたくさんの情報を盛り込む傾向がある。たとえば、13ある気候区分が、1枚の地図で表現されていることがある。

 「学習地図主題図版」は、この主題図をデジタル化して使いやすくしたもの。既存の主題図を、いったん地図を構成する要素である「レイヤー」に分解する仕組みとなっている。たとえば、紙の主題図では一度に全部の気候区分が表示されていたが、それを要素に分解することによって、温帯レイヤー(Cs、Cw、Cfa、Cfb)だけを選んで地図上に表示することができ、どの地域が温帯に含まれるのかをわかりやすく表現できるという。

 また、各主題図をバラバラに分解したレイヤーを、その出自に関わらず、主題図をまたいで新しい組合せで地図を作ることができるところが特徴。たとえば、気候区分の主題図から取り出した温帯レイヤーに、小麦の生産量を1ドット2万トンとして点で表現することもできるという。

 「学習地図主題図版」の仕様は、日本の収録地図数34、レイヤー数57、世界の収録地図数85、レイヤー数136。系統地理に関しては、世界、日本それぞれ、ほぼひととおりの地図がそろっており、地誌については今後充実させていく予定。新しく作った主題図は、URLを使って共有することもできる。

《いろは》

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