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社会課題に挑戦する「CBL」の実践…iTeachers TV

 iTeachers TVは2023年3月15日、新渡戸文化中学校・高等学校の芥隆司先生による教育ICT実践プレゼンテーション「学びのNATURALへ」を公開した。Challenge Based Learning(CBL、現実課題に基づく学習法)や数学の授業実践を紹介する。

事例 活用例
iTeachers TV「学びのNATURALへ」
  • iTeachers TV「学びのNATURALへ」
  • 芥隆司先生「学びのNATURALへ」前編
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 iTeachers TVは2023年3月15日、新渡戸文化中学校・高等学校の芥隆司先生による教育ICT実践プレゼンテーション「学びのNATURALへ」を公開した。Challenge Based Learning(CBL、現実課題に基づく学習法)や数学の授業実践を紹介する。

 iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。

 今回のゲストは、新渡戸文化中学校・高等学校ラーニングデザインチーフ・数学科の芥隆司先生。「学びのNATURALへ」と題して、3月8日に前編(Vol.353)、3月15日に後編(Vol.354)を公開した。

 芥先生は、数学での社会的創造性を育む授業とChallenge Based Learningの実践によって自律して学び、社会に自走する生徒たちを輩出。2017年に「Apple Distinguished Educator」の認定を受け、著書をはじめ、教育研究会の運営、特別講師、番組委員、記事執筆等を行っている。

 前編では、チャレンジ設定型学習「Challenge Based Learning(CBL)」の実践を紹介。芥先生自身のCBLとの出会いや軌跡、CBLの特徴やフレームワークを解説したうえで、現任校である新渡戸文化中学校・高等学校のCBLを取り上げる。生徒が主体的に課題と向き合い、学びをチャレンジに組み込み、解決策に向かう取組みを振り返る。

 後編では、教科の学習である「数学」にあらためて立ち返り、iPadを活用した数学の授業実践を紹介する。授業内容については、教科書を進める「Core Learning(基本的な知識・技能)」と、数学の本質を探究する「Social Creativity(社会的な創造性)」にわけ、ICTを活用した個別最適な学びのようす、自己評価の振り返り等から、生徒が学びを深めていく姿を伝える。

 番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生による「AdobeFontsでiPadに彩りを!」、後編では千葉県立市川工業高等学校の皆森浩奈先生による「無償で多機能!limeboard」を紹介する。

 番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに354回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。

◆iTeachers TV【Vol.353】新渡戸文化中学校・高等学校の芥隆司先生
「学びのNATURALへ」前編

◆iTeachers TV【Vol.354】新渡戸文化中学校・高等学校の芥隆司先生
「学びのNATURALへ」後編

《奥山直美》

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