同志社大学は2023年2月14日、2023年度一般選抜入学試験の「政治・経済」「日本史」「化学」の3科目で出題ミスがあったことを公表した。いずれも合否判定に影響はないという。
2023年度同志社大学一般選抜入学試験のうち、2月5日に実施した全学部日程・文系の「政治・経済」、2月6日に実施した学部個別日程(文学部、経済学部)の「日本史」、2月10日に実施した学部個別日程(理工学部)の「化学」で出題ミスが判明した。
「政治・経済」では、4つの選択肢から選ぶ問題で選択肢に正答がなかった。「化学」では、設問の表現に誤記があり、訂正する正誤表を出したが、試験終了時刻間近の発出となったため一部の試験会場で試験時間内に周知が完了しなかった。
「政治・経済」「化学」では、該当する問題を全員正解とする措置をとった。いずれも合格発表前のため、合否判定に影響はなかった。
「日本史」では、問題の誤記によって迷いが生じる可能性があったが、その後に続く問題文の記述や設問文で受験者は充分に解答することが可能であったと判断。採点にあたって特別な措置はとらないことを決めた。
出題ミスについて、同志社大学は「受験生ならびに関係者各位にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしている。