大学入試センターは2023年1月6日、令和5年度大学入学共通テストにおける新型コロナウイルス対策等に関するQ＆Aを更新。濃厚接触者の移動手段は、昨年同様、条件付きでタクシー等を予約して利用可。1月10日より予約できない場合の相談窓口（文部科学省）が利用できる。
1月6日の更新では、Q＆Aのうち、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者の受験要件に関わる「Q4-1」「Q5」「Q7」を変更。新たに試験場までの移動手段について「Q27」が追加された。
Q4-1では、濃厚接触者が初期スクリーニングを受けた場合について、「結果が陰性」「受験当日も無症状」「公共交通機関を利用しない」「終日別室受験」の要件をすべて満たす場合に受験が認めるとしている。
Q5では、濃厚接触者が、自治体の判断により積極的疫学調査が行われていないため、初期スクリーニングを受けることができない場合について、「受験当日も無症状」「公共交通機関を利用しない」「終日別室受験」の要件をすべて満たす場合に受験が認めるとしている。
Q4-1とQ5の対象者が、受験を希望する場合は1月13日の午前10時までに、受験票に記載の「問合せ大学」に電話連絡のうえ、志願者本人が自署した書面をメール・ファックス等で提出する必要がある。なお、1つでも要件を満たさない場合は、追試験を申請すること。追試験の申請方法は、「受験上の注意」の16ページを参照のこと。
Q7では、濃厚接触者が追試験を申請する場合の方法について。まず「問合せ大学」に電話連絡し、受験者本人が「試験場コードおよび受験番号」「氏名」「濃厚接触者に該当すると判断した保健所の名称」「保健所から濃厚接触者に該当すると連絡があった日」「保健所から健康観察期間として指示されている期間」を自署し、メール・ファックス等で提出する。
新たに追加されたQ27では、文部科学省が1月5日付けで更新した「令和5年度大学入学者選抜実施要項等（令和4年6月3日）に関するQ＆A」のQ68のとおり、自家用車・レンタカー・親戚・知人による送迎・バイク・自転車の他、昨年同様、条件付きでタクシー・ハイヤー・海上タクシーを利用できる。
タクシー等の利用に際しては、「業界団体が策定した感染対策ガイドライン等に基づき、感染対策を講じている車両等を利用すること」「利用車両等が特定できるよう、PCR等の検査（行政検査）が陰性・無症状である濃厚接触者であることを告げたうえで、予約を行い、他の乗客と乗り合わせせずに利用すること（流しのタクシーは利用しないこと）」の2点をあげている。
予約はできる限り余裕をもって、遅くとも試験前日の午前中までには行うよう呼び掛けている。特に休日や祝日、月曜日に受験する場合は、その前の週の平日に予約を済ませておくこと。
万が一、タクシー等の予約ができない場合は、文部科学省のWebサイトに掲載されている相談窓口へ電話で連絡する。受付時間は、平日の午前9時半～午後4時45分。
