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三幸学園×コドモン、包括連携協定締結…保育ICT人材育成へ

 三幸学園は2022年11月1日、保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」を提供するコドモンと包括連携協定を締結した。全国の三幸学園の保育士養成校において、11月より保育ICTに関する授業を行いICT人材育成を目指す。

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 三幸学園は2022年11月1日、保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」を提供するコドモンと包括連携協定を締結した。全国の三幸学園の保育士養成校において、11月より保育ICTに関する授業を行いICT人材育成を目指す。

 厚生労働省の調査によると、2014年1月の保育士の有効求人倍率は全国平均で1.74倍。2022年現在も保育業界全体で保育士不足が問題となっている。その一方で保育者の専門性や資質は、子供の健やかな発達と密接に関わるため、保育の質の重要な要素であることから、保育士を目指す学生への早期教育が求められるという。

 そこで、今回の連携協定では三幸学園とコドモンが協働で、全国の保育士を目指す学生や現役保育者・潜在保育士の人材育成・就職・キャリア形成を中心に支援を行う。具体的には、ICTに関する授業の実施、保育ICTサービス「コドモン」の授業内での活用、実習日誌のICT化、保育学生への就職支援・情報提供の4点。さらに今後は、中学・高校等の生徒に対して保育の担い手を増やす活動や、保育分野に係る情報の共有、就職支援、キャリア形成等の場を提供していくとしている。

 三幸学園は、保育士・幼稚園教諭を目指すこども専門学校を全国に11校展開。卒業生は約1万7,000人にのぼる。その他、短大・四年制大学、日本語学校、保育・福祉施設、通信制高校等を全国展開。認可・認証保育園のぽけっとランド、スポーツ型保育園のキッズ大陸を東京・千葉・神奈川を中心に40園以上運営している。

 一方、コドモンは、保育園・幼稚園・学童・小学校等の施設で働く職員と保護者に対し保育ICTサービス「CoDMON」を提供。園児情報と連動した成長記録や指導案等をスマートに記録する機能や登降園管理等、業務負担を大幅に省力化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援を行っている。


《川端珠紀》

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