東京家政大学とコドモンは2,026年3月12日、保育ICT人材の育成に向けた産学連携に関する包括協定を締結した。同協定に基づき、授業内でのICT体験導入や2,027年度の演習科目新設などを通じ、実践的な教育を展開する。ICTを使いこなせる保育者の育成により、現場の課題解決と保育の質の向上を目指す。
同協定は、保育ICTに関する教育・研究、産業、健康・福祉などにおける相互の発展および社会課題の解決を目的としている。具体的には、児童学部児童学科の「保育方法論(情報機器の操作を含む)」において、保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」を実際に操作しながら学ぶ授業を実施する。さらに2027年度のカリキュラム改訂では、保育ICTの意義や活用方法をより深く学ぶ演習科目を新設する予定だ。コドモンが保育者養成校と連携協定を締結するのは、今回で2例目となる。
保育業界では近年、ICT導入による業務効率化が進む一方で、現場ごとの活用レベルの差が新たな課題となっている。また、養成校でICTに触れる機会が限られているため、現場での実務とのギャップが、保育職への不安やミスマッチを生む一因にもなっている。東京家政大学ではこれまでも、保育ICT検定の受検推進などに取り組んできたが、実践的な人材育成には体系的なカリキュラム整備が不可欠であった。こうした中、実際のサービスを活用した体験型学習などを通じて、教育内容の高度化を図るため連携に至った。
両者は今後、次の5つの事項において連携を進める。(1)保育ICTに関する教育・学習および人材育成に関すること (2)保育ICTに関する共同事業、調査研究に関すること (3)保育ICTに関する情報提供および情報収集に関すること (4)教員および学生の交流に関すること (5)その他両者が必要と認める事項に関すること
教室内でのICT体験から始め、将来的には他学科への展開も見据えながら段階的に発展させていくことで、時代の要請に応える保育者の育成を目指す。







