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次世代STEAM教材「AkaDako STEAM BOX」2023年3月発売

 ティーファブワークスは、USBケーブルを1本挿すだけで10種類以上の計測およびグラフ化、各種AI判定、IoT、双方向通信等が簡単に実現できる「AkaDako STEAM BOX(アカダコスティームボックス)」の製品版を発表した。発売時期は2023年3月を予定。価格は未定。

ICT機器 授業
AkaDako STEAM BOX
  • AkaDako STEAM BOX
  • 製品の構造
  • センサーの値を計測・グラフ化するコンソール
  • センサーの値を計測・グラフ化するTFabGraph AkaDako版
  • 課題解決「シンキングカード」
  • テクニック集
  • AI・IoT・データベース(Scratch拡張との組み合わせ)
  • Grove規格の採用による高い拡張性

 ティーファブワークスは、USBケーブルを1本挿すだけで10種類以上の計測およびグラフ化、各種AI判定、IoT、双方向通信等が簡単に実現できる「AkaDako STEAM BOX(アカダコスティームボックス)」の製品版を発表した。発売時期は2023年3月を予定。円安および部品高騰により価格は未定。

 教育現場へのmicro:bitの普及活動を4年間行った経験から、ユーザーから「これを使って授業をしてみたい」「これが欲しい」と思われるような製品開発を目指してきたティーファブワークス。

 「AkaDako STEAM BOX」製品版は、2022年2月に発表したScratch用デバイスAkaDakoをベースとしたもので、多くの課題を抱える日本の教育現場でもGIGAスクール端末を生かした楽しくリアリティのある授業展開が容易となる次世代STEAM教材。本体に収納できるUSBケーブル接続により授業の準備・片付けの負担もなく、多くの教科・単元で活用が可能で高い拡張性と堅牢な構造をもつことが特徴となっている。

 センサーの値を計測・グラフ化する手段は4つ。全センサーの値を一斉に確認しグラフ化が可能となる「コンソール」、計測データのExcelやGoogleスプレッドシートの形式でのダウンロードも可能な「TFabGraph AkaDako版」「Scratch」「Google スプレッドシートに自動入力」の4つ。気温・湿度・気圧・明るさ・距離・加速度・傾き・電圧・音量等、多くの計測やグラフ化が短い授業時間の中で実施可能となる。

 カード教材課題解決「シンキングカード」は、プログラミング教育について「先生も生徒もスキルはこれから」という状況でもプログラミングを使った課題解決の授業が展開できるもの。基本カードは「課題カード(緑)」「計測カード(オレンジ)」「制御カード(青)」の3種類。小学校理科「電気の利用」や中学技術家庭「計測と制御」の他、SDGsや身の回りの課題解決の授業展開も簡単に行える教材となっている。また、「したい」をキーワードにした「AkaDako逆引きテクニック集」も用意されており、活用することで主体的な学びが進められる。

 Scrtach互換環境(Xcratch、Stretch3)では、AI(機械学習・ディープラーニング)・IoT・データベースを活用できる他、外部インタフェースに採用したSeeed社のGrove規格により各社から出ている50種類以上のセンサー・アクチュエーターが活用可能となる。

 2023年3月には、1か月間のお試し無料レンタルも開始する予定(20台・一定の条件あり)。


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¥2,090
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《増田有紀》

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