リクルートが提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」は2022年9月21日、学習塾のICT教材活用の実態調査の結果を公表した。学習塾の約5割がICT教材を導入しており、約7割が「生徒の学習成果向上」を効果として実感していた。
学習塾のICT教材活用の実態調査は2022年8月5日～9日、全国の学習塾経営者と学習塾に勤務する人を対象に実施した。有効回答数は660件。
学習塾にICT教材を「導入している」と回答した人は49.1％。「過去に導入していた」6.7％、「興味ありだが導入していない」15.6％、「興味がなく導入していない」28.6％だった。具体的に活用しているツールや機能は、「講義動画」が最多の63.0%、ついで「テキスト、ドリル」59.9%、「学習記録」46.0%、「テスト」45.4％であった。
ICT教材を導入した目的については、「生徒の学習成果（成績向上・合格実績）向上のため」74.4%がもっとも多く、「生徒の学習状況の可視化、蓄積をしたい」52.2%、「個別最適な学習サポートを行うため」31.5%、「講師不足を補うため」28.4％と続いた。
ICT教材を導入した結果、感じた効果は、「生徒の学習成果（成績向上・合格実績）向上」69.4%、「個別最適な指導ができるようになった」64.2%、「生徒の学習状況の可視化、蓄積ができた」61.4%の順に多かった。
スタディサプリは、2021年度より「スタディサプリ学習塾向けサービス」をスタート。おもに単元テスト、講義動画・確認テスト、管理システム「for TEACHERS」の機能について、初期費用無料・生徒1人あたり月額2,178円で提供している。また、全国の学習塾に向けて毎週～隔週でオンライン説明会も開いている。
