
立命館小 正頭先生の働き方改善の工夫…アイケアモニターで効率UP
ICT活用は道半ば、狭くて書類だらけの机にうんざり
とある高校に勤務する英語教諭の清水先生(仮名)は、職場環境を改善したいと思いつつ、何から始めて良いのか悩んでいた。そこで、清水先生がメンターとしても尊敬しているという正頭先生に職員室の机の上をプロデュースしていただき、校務効率化等への効果について聞いた。働く環境を改善したいと考えている先生方は、ぜひ参考にしていただきたい。
まずは、清水先生の学校でのICT活用状況を振り返り、改善に導く。
--清水先生の学校でのICT活用状況を教えてください。
清水先生:創意工夫をしながら、ICTを活用して教材作成や授業準備をしている先生が増えてきました。一方で、まだ紙ベースで授業をしている先生も多いです。校務においても、紙ベースが多いのが現状です。しかし、職員会議に関しては、すべての資料をPDFで配布するようになりました。
私自身は、職員室で座って作業するときはノートPC、移動するときはおもにiPadを使っています。iPadやノートPCを教室に持ち込み、YouTubeで有益な動画を生徒と一緒に視聴することもあります。生徒の課題提出やグループワークには、クラウドサービスを活用しています。
--先生の働き方に関して悩みはありますか。
清水先生:職員室は物が多く、ごちゃごちゃしていて整理されていません。それぞれの教員の机は狭く、距離も近いうえ、机の上にたくさん物を置かざるを得ない状況なので、息がつまるような感覚もありました。ノートPCで作業するにも、視線を落として小さい画面を見るので、どうしても姿勢が悪くなってしまいます。

清水先生:2022年初めに職員室のすべてのノートPCが薄くて軽い小型のタイプに変わりました。実は、そのタイミングで外付けの液晶モニターを利用したいか聞かれましたが、誰も希望しませんでした。机が狭くて液晶モニターを置けないと思ったのでしょう。なので、液晶モニターを使っている教員は、もともと利用していた情報科の教員ただ1人でした。
今回、正頭先生からBenQのフルHD液晶アイケアモニター「GW2785TC」(27インチ)を紹介していただき、使ってみることにしました。
テスト作成も効率アップ、劇的ビフォーアフター
--アイケアモニターは、職員室でどのように利用していますか。
清水先生:まずは、液晶モニターを置くために、机の上を整理しました。物がなくなるとスッキリしますね。正頭先生の机と同じように、モニターの横にPCスタンドを置いてノートPCを立てて、モニターの前にワイヤレスのキーボードとマウスを置いて使っています。基本的にはアイケアモニターの画面のみで作業が完結するので、ノートPCの画面はほとんど使っていません。

正頭先生:私の机の上を完全再現してもらいました。利用方法は少し異なり、私はモニターの画面をメインに、ノートPCの画面を補助的に使っています。私の周りには、モニターの画面を縦向きにしてチャットやドキュメントの閲覧に使っている教員もいて、活用方法はさまざまです。
--モニターを導入し、1週間が経ちましたが、いかがでしょうか。
清水先生:ちょうど定期テストを控えていたので、アイケアモニターを使ってテスト問題を作ってみました。27インチの画面に問題用紙の全体を表示すると、モニター導入前との差は一目瞭然で、作業効率が飛躍的に向上しています。これまでは、ノートPCの小さな画面で作っていたので、全体を見渡せず、微調整がしづらかったのですが、液晶モニターを使うと全体がきれいに見えるので、作業しやすくなりました。
英語の授業で使うB4のプリントや校務分掌で作成するチラシも、アイケアモニターを活用して作りました。画面が大きいと、とても見やすく、快適です。もうノートPCの画面では作業したくありません。
--BenQのフルHD液晶モニター「GW2785TC」は、USB Type-C対応端末への60W給電にも対応しています。
清水先生:ノートPCやiPadはモニターから給電できるため電源ケーブルが不要で、マウスとキーボードはワイヤレスなので、机の上がケーブルで散乱することはありません。ケーブルがないだけで、とてもスッキリします。
--BenQアイケアモニターには、ブルーライト軽減機能やチラつきを除去するフリッカーフリー機能、部屋の明るさに応じてモニターの輝度を自動調整してくれるブライトネスインテリジェンス等、目の健康に配慮したさまざまなアイケア技術が搭載されています。長時間の作業で、目が疲れることはありませんか。
清水先生:画面はとても見やすく、アイケア機能のおかげもあって目の疲れを感じることはありません。ブルーライトをカットしても色味が変わらないのも良いですね。

また、画面の向きや高さが変えやすいのも便利です。視線とモニターの位置を合わせやすいので、自然と姿勢も良くなりました。

--周りの先生の反応はいかがですか。
清水先生:かなり注目されています。私の席を通りかかる教員に「何これ?」「見やすい!」と驚かれました。これを機に他の教員にもモニターの導入を勧めたいと思います。モニターを置くことによって、必然的にモノの整理も進むでしょう。
職場環境をBenQ のモニターライトが照らす
--BenQが提供するモニター専用に設計されたデスクライト「ScreenBar Plus」も使っていただきました。「ScreenBar Plus」は、独自開発したLED技術で画面への映り込みを抑え、目の疲れを軽減します。
清水先生:部屋の明るさに応じて明かりの色や強さを変更可能なのが、とても目に優しいと感じます。また、オンラインミーティングの際に、程よい顔の明るさになるため、以前よりも明るく話ができているように感じます。

作業スペースは「机の上」から「画面の中」へ
--今回、正頭先生の指南によりデスク環境が劇的に改善しましたが、正頭先生が理想とする教員のデスク環境を教えてください
正頭先生:私が大事にしているのは「空白」です。教員はクリエイティブであるべきだと考えています。「新しい授業をどうやって作ろうか」「どうやったら子供たちを新しい学びに引き寄せられるのか」と考えるときに、クリエイティブな能力が求められます。たとえば、授業で使うスライドのデザインひとつで子供たちのモチベーションは相当変わると実感しています。クリエイティブな能力を発揮するためには、ごちゃごちゃしていない「余白」のある環境が必要だと思うのです。
ICT化が進む中、業務を行うスペースは、机の上という物理的なものから、パソコンの中という「デジタルスペース」に代わってきています。それが実感できるにつれて、今後、清水先生は紙の資料をもらっても、すぐにシュレッダーにかけ、デジタルで作業するというスタイルに移行していくでしょう。必要なとき、紙の資料を探すよりも、デジタルデータを検索したほうが早い。モニターを設置することによって、実際の机の上だけでなくデジタルでの作業スペースも広がり、働き方と整理整頓の仕方が変わってくるのです。一度この感覚が身に付くと、もう机の上を散らかしたくなくなるはずです。

PCの外付けモニターに限らず、ICT機器は最初の導入にハードルの高さを感じる先生が多いようです。初めて導入した1人をきっかけに「机の上が片付いた」「作業効率が向上した」といった好事例が広まっていくと良いですね。
ちなみに立命館小学校では、私が最初に外付けモニターを導入してから少しずつ広がっていて、今では、教職員のおよそ3人に1人が外付けモニターを使っています。これからはお互いの口コミで広まっていくと思います。身内の口コミは影響力が大きいですからね。
中には、モニターを導入することが複雑な作業だと誤解している先生もいるので、経験者が身近にいて相談に乗ってくれると、導入のハードルが下がるのではないでしょうか。
--ありがとうございました。
正頭先生のプロデュースにより、デスク環境が劇的に改善し、作業効率が向上した清水先生。正頭先生や清水先生の好事例をきっかけに、アイケアモニターをはじめとするICT活用が全国の職員室にも広まること、ひいては働き方改革推進を後押しすることを期待したい。
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