GIGAスクール構想により学習支援や校務支援等の目的に応じ、さまざまなデジタルサービスの活用が進む中、それぞれのサービスの垣根を越えた連携が新たな課題となっている。特に、児童生徒の進級や進学にともない発生する年度更新は、サービスごとに発生する作業が自治体・学校現場で大きな負担となり、サービス間の連携が望まれている業務の1つになる。
COMPASSは5月26日、現場における課題の大きさを受け、学習支援サービス「Qubena」と校務支援サービス「EDUCOMマネージャーC4th」との連携を順次実施していくことを発表した。今回のEDUCOMとの連携は、学習者を中心としたデータ利活用のユースケース創出に向け、さまざまな企業やサービスとの連携・協働を深化させることを目的とした「Qubena Connect」の一環として実施する。
EDUCOMが展開する「EDUCOMマネージャーC4th」は、全国約1万の小中学校で利用されているシェアNo.1の統合型校務支援システム(2022年4月時点、EDUCOM調べ)。今回、AI型教材「Qubena」との連携により、C4th側で反映した年度更新の情報がQubena側に自動反映され、Qubena側で別途の作業が不要になる等、年度更新作業に関わる自治体・学校関係者の業務負荷の軽減を図っていく。
COMPASSはその他にも、学習支援・校務支援サービスの枠を越えたシームレスな連携によって、学習者を中心としたデータ利活用モデルを順次検討していくとしている。