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ヤングケアラーを支える社会を目指して…厚労省がWeb開設

 厚生労働省は2022年1月31日、ヤングケアラーに関するホームページ「ヤングケアラーって?子どもが子どもでいられる街に。」を開設した。ヤングケアラーの現状や、相談窓口等を掲載する。

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ホームページ「ヤングケアラーって?子どもが子どもでいられる街に。」
  • ホームページ「ヤングケアラーって?子どもが子どもでいられる街に。」
  • 動画「子どもが子どもでいられる街に。~ヤングケアラーって、知っていますか?~」
 厚生労働省は2022年1月31日、ヤングケアラーに関するホームページ「ヤングケアラーって?子どもが子どもでいられる街に。」を開設した。ヤングケアラーの現状や、相談窓口等を掲載する。

 「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話等を日常的に行っているような子供のこと。その責任や負担の重さにより、学業や友人関係等に影響が出てしまうことがあり、問題視されている。

 ヤングケアラーが早期に発見され、適切な支援につながる社会を実現するためには、私たちひとりひとりが当事者の置かれている状況を理解し、その気持ちを尊重できる知識を身につけることが重要となる。

 そこで厚生労働省は、ヤングケアラーについて、幅広く認知させ普及啓発を図るため、ホームページの開設と動画の制作を行った。

 ホームページ「ヤングケアラーって?子どもが子どもでいられる街に。」では、ヤングケアラーの現状や直面する問題について等を知ることができる。また、ヤングケアラーへ向けたメッセージや、相談窓口についても掲載されている。

 動画については、30秒版動画と特別対談編の動画の2種類がある。都道府県や市区町村、学校、その他関係機関や関係団体等で、幅広く活用することができる。厚生労働省のホームページ、YouTubeより視聴できる。

 ヤングケアラーの周囲にいる人が、当事者の状況に気付いて手を差し伸べることで、ヤングケアラー自身が、誰かに頼ってもいいんだと思える「子どもが子どもでいられる街」を、社会全体で実現していくことが必要である。
《木村 薫》

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