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【高校受験2022】文科省、追検査等による受検機会確保の徹底を要請…コロナ対応

 文部科学省は2021年12月28日、各教育委員会等に対し、新型コロナウイルス感染症に対応した令和4年度(2022年度)高等学校入学者選抜等の実施について通知。試験会場における衛生管理体制の構築ならびに別室での受検や追検査による受検機会の確保の徹底等を要請している。

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 文部科学省は2021年12月28日、各教育委員会等に対し、新型コロナウイルス感染症に対応した令和4年度(2022年度)高等学校入学者選抜等の実施について通知。試験会場における衛生管理体制の構築ならびに別室での受検や追検査による受検機会の確保の徹底等を要請している。

 大学入学者選抜協議会は2021年12月28日、「令和4年度大学入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドライン」を改定。今回発出された通知では、令和4年度高等学校入学者選抜等の実施についても、このガイドラインに準じた形で、試験会場における衛生管理体制の構築ならびに別室での受検や追検査による受検機会の確保の徹底等について配慮するよう、各教育委員会等に要請している。

 ガイドラインでは、無症状の濃厚接触者の受験を認める要件として、「初期スクリーニング(自治体または自治体から指示された医療機関が実施するPCR検査等の行政検査)の結果、陰性。また、その後の検査の結果においても陽性であることが判明していない」「受験当日も無症状」「公共の交通機関を利用せず、かつ、人が密集する場所を避けて試験場に行く」「終日、別室で受験する」の4点すべてを満たすことと規定している。

 初期スクリーニングの検査結果が判明するまでは受験不可とし、追試験を受験させるが、その後の検査については、直近の検査の結果が判明していない場合であっても受験は可能とする。また、オミクロン株への感染が確定した患者等の濃厚接触者で、宿泊施設等からの外出が認められて受験している者の別室については、他の無症状濃厚接触者とは別にすることが望ましいが、試験運営上困難な場合は、同じ別室でも差し支えないとしている。
《桑田あや》

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