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生徒指導提要改訂に要望書…安全な生徒指導を考える会

 教員の指導が原因で命を落とした生徒の遺族らでつくる「安全な生徒指導を考える会」は2021年12月21日、文部科学省に対して生徒指導提要改訂に関する要望書を提出した。具体的な事例を用いて不適切指導の背景や対策、子供に与える影響等を解説するよう求めている。

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 教員の指導が原因で命を落とした生徒の遺族らでつくる「安全な生徒指導を考える会」は2021年12月21日、文部科学省に対して生徒指導提要改訂に関する要望書を提出した。具体的な事例を用いて不適切指導となってしまう背景や対策、子供に与える影響等を解説するよう求めている。

 近年、いじめの重大事態や暴行行為、不登校、児童生徒の自殺者等が増加傾向にあり、課題が深刻化している。文部科学省では、生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書となる生徒指導提要について、2010年に作成されて以降、10年以上が経過していることから、今日的な状況を踏まえ、生徒指導の概念・取組みの方向性等を再整理。改訂に向けて現在、協力者会議で検討を続けている。

 「安全な生徒指導を考える会」では、12月21日に文部科学省へ提出した要望書において、不適切指導について具体的な事例を用いて不適切になってしまう背景や対策、子供に与える影響等を生徒指導提要で解説することが重要だと指摘。「生徒指導提要に書かれていることが適切に実践され、児童生徒が安全で教育的効果のある正しい指導を受け、成長発達していくことができるよう、改訂がなされることを願っています」と記している。

 そのうえで、「児童生徒には適切な指導を受ける権利がある」「生徒指導を行う際に児童生徒に弁明と意見表明の機会を与えることの重要性」「提要に書いてある指導の手順や配慮が実行されることの重要性」「不適切指導が児童生徒に対し心理的な影響を与え、不登校や自殺につながることもある」という内容について、不適切指導を受けた当事者や家族(遺族)の声をヒアリングするよう求めている。
《奥山直美》

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