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2021年度「大学の世界展開力強化事業」東大、東北大ら20件選定

 文部科学省は2021年11月2日、2021年度(令和3年度)大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業~アジア高等教育共同体(仮称)形成促進~」の選定事業の決定について公表した。タイプAに東京大学等13件、タイプBに東北大学等7件が選ばれた。

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 文部科学省は2021年11月2日、2021年度(令和3年度)大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業~アジア高等教育共同体(仮称)形成促進~」の選定事業の決定について公表した。タイプAに東京大学等13件、タイプBに東北大学等7件が選ばれた。

 「大学の世界展開力強化事業」は、グローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力を強化するため、日本にとって戦略的に重要な国・地域の大学と連携し、高等教育の質の保証を図りながら日本人学生の海外留学と外国人学生の受入れを行う国際教育連携の取組み。2021年度は、日本・中国・韓国の政府・大学・質保証機関が協力するトライアングル事業、通称「キャンパス・アジア」の第3モードとして、当該3か国に加えてASEAN諸国の大学との間で、質の保証をともなった交流プログラムを実施する事業に対して支援を行う。

 2021年度は、7月16日に各国公私立大学長宛てに公募の通知を行い、8月16日に公募を締め切った。その後、日本学術振興会に設置する大学の世界展開力強化事業プログラム委員会において国内審査を行った後、日中韓3か国の協議の結果を踏まえて、継続コンソーシアムとなる「タイプA(CAプラス)」12件、「タイプA(CA)」1件。新規コンソーシアムとなる「タイプB(CAプラス)」7件、計20件の選定事業を決定した。

 「タイプA」の内、日中韓とASEANの大学による4か国・地域以上の大学間コンソーシアム「CAプラス(キャンパス・アジアプラス)プログラム」には、国立大学から東京大学、東京工業大学、名古屋大学、九州大学等11件と、私立大学から早稲田大学1件が選定された。また、すでに日中韓3か国で実施している大学間コンソーシアムをもとに発展的プログラムを展開する「CA(キャンパス・アジア)プログラム」には、立命館大学と立命館アジア太平洋大学による事業1件が選ばれた。

 「タイプB」は、「CAプラスプログラム」のみ7件選定。東北大学や筑波大学等、国立大学6件と、私立大学から立教大学1件が選ばれた。

 補助期間は最大5年間。補助金基準額は、CAプラスプログラムが年間1,580万円、CAプログラムが年間1,300万円。審査結果の詳細は、文部科学省および日本学術振興会のWebサイトから見ることができる。
《畑山望》

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