学習指導要領の改訂とともに、子供が1人1台の端末を持ち、ICTを活用した学びを実践するGIGAスクール構想の取組みが進められ、学校現場が大きく変わり始めている。今後はICTを用いたどんな授業が行われるようになるのだろうか。
本企画では、小中学校教諭・校長・教育委員会指導主事として長年活躍し、今は教育ICTの環境構築と普及の先導者として全国をまわる平井聡一郎先生と、教育現場で奮闘する先生との対談から、変わりゆく教室の今と未来をみていく。現場の先生から日々の取組みや授業に対する思いを聞き、今後の教室を展望するヒントを得たい。第4回目の対談は県立工業高校にてBYOD端末とクラウドシステムを活用した効率的なICT教育を実践している片岡伸一先生と、オンラインで開催された。
千葉県立市川工業高校 教諭 電気科学科長。実習助手をしながら千葉工業大学にて経営工学を学び、教諭に。前任校ではBYOD(※)制で1人1台iPadを導入。現勤務校では機種自由選択のBYOD制を採用、Google WorkspaceやAdobe Creative CloudなどICTを用いた創造的な授業を展開している。AFP(日本FP協会認定)認定者。
※ BYODとは、Bring Your Own Deviceの略で、個人所有デバイスを学校等で活用すること。
平井先生:まずは工業高校の先生になった経緯から教えてください。
片岡先生:工業高校を卒業してすぐ、18歳で実習助手になりました。進路選択で迷っているときに担任に呼ばれて、先生にならないかと。まずは高卒でもなれる実習助手になって、働きながら夜間大学に行って教員免許を取って戻ってきてほしいと言われました。高校では化学を専攻していて、毎週のように化学の実習をやっていたので、それが将来教員になったときに生かせると思ってくれたのだと思います。その後、実習助手として採用され、教え方などを学びつつ、2年目に千葉工業大学の夜間の工業経営学科に入りました。千葉工業大学は担任制だったので、どんな研究をしているか担任に聞いたら研究室に連れて行ってくれて、そのまま1年から研究室に通うようになりました。そこで、サーバやネットワーク構築などを手伝って、コンピュータの実務的な知識が身に付きました。教員免許を取ってからもしばらく実習助手を続けた後に、教諭になりました。
本企画では、小中学校教諭・校長・教育委員会指導主事として長年活躍し、今は教育ICTの環境構築と普及の先導者として全国をまわる平井聡一郎先生と、教育現場で奮闘する先生との対談から、変わりゆく教室の今と未来をみていく。現場の先生から日々の取組みや授業に対する思いを聞き、今後の教室を展望するヒントを得たい。第4回目の対談は県立工業高校にてBYOD端末とクラウドシステムを活用した効率的なICT教育を実践している片岡伸一先生と、オンラインで開催された。
片岡伸一先生
千葉県立市川工業高校 教諭 電気科学科長。実習助手をしながら千葉工業大学にて経営工学を学び、教諭に。前任校ではBYOD(※)制で1人1台iPadを導入。現勤務校では機種自由選択のBYOD制を採用、Google WorkspaceやAdobe Creative CloudなどICTを用いた創造的な授業を展開している。AFP(日本FP協会認定)認定者。
※ BYODとは、Bring Your Own Deviceの略で、個人所有デバイスを学校等で活用すること。
実習助手時代からコンピュータ教育を実践
平井先生:まずは工業高校の先生になった経緯から教えてください。
片岡先生:工業高校を卒業してすぐ、18歳で実習助手になりました。進路選択で迷っているときに担任に呼ばれて、先生にならないかと。まずは高卒でもなれる実習助手になって、働きながら夜間大学に行って教員免許を取って戻ってきてほしいと言われました。高校では化学を専攻していて、毎週のように化学の実習をやっていたので、それが将来教員になったときに生かせると思ってくれたのだと思います。その後、実習助手として採用され、教え方などを学びつつ、2年目に千葉工業大学の夜間の工業経営学科に入りました。千葉工業大学は担任制だったので、どんな研究をしているか担任に聞いたら研究室に連れて行ってくれて、そのまま1年から研究室に通うようになりました。そこで、サーバやネットワーク構築などを手伝って、コンピュータの実務的な知識が身に付きました。教員免許を取ってからもしばらく実習助手を続けた後に、教諭になりました。