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【大学受験】推薦入学が増加、私大で44%…2020年度入試

 文部科学省は2021年3月31日、2020年度(令和2年度)国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要を発表した。志願者数や志願倍率は減少したものの、AO入試や推薦入試の入学者数は増加している。

教育行政 文部科学省
2020年度国公私立大学入学者選抜実施状況
  • 2020年度国公私立大学入学者選抜実施状況
  • 入学志願者数および志願倍率(大学)
  • アドミッション・オフィス入試(大学)
  • 推薦入試(大学)
  • 入学志願者数および志願倍率(短期大学)
 文部科学省は2021年3月31日、2020年度(令和2年度)国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要を発表した。志願者数や志願倍率は減少したものの、AO入試や推薦入試の入学者数は増加している。

 2020年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況調査は、2020年5月1日時点で集計したもの。欠員補充第2次募集に係るものや、2019年秋季入学者の数を含む。ただし、通信課程や外国人留学生を対象とする選抜は含まない。

 2020度大学入学者選抜について、入学志願者数は、国立が35万5,405人、公立が16万311人、私立が442万7,250人。前年度と比べて国立・公立・私立で減少した。志願倍率は、国立が3.7倍(前年度4.0倍)、公立が5.0倍(同5.3倍)、私立が9.2倍(同9.4倍)、計8.1倍(同8.3倍)。

 アドミッション・オフィス入試(AO入試)の入学者数は、国立・公立・私立で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が4.2%、公立が3.3%、私立が12.1%、計10.4%。

 推薦入試の入学者数は、国立・公立・私立大学で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が12.4%、公立が25.3%、私立が44.4%、計38.4%。

 短期大学の入学者選抜について、入学志願者数は、公立が5,378人、私立が6万8,537人。前年度と比べて公立・私立とも減少した。志願倍率は公立が2.1倍。私立が1.3倍、計1.3倍だった。
《工藤めぐみ》

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