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スーパーグローバル創成支援事業、東北大など8大学が最高評価

 文部科学省は2021年3月5日、2014年度(平成26年度)採択「スーパーグローバル大学創成支援事業」の中間評価について公表した。37大学のうち、5段階評価でもっとも高いS評価を受けたのは8大学。タイプA(トップ型)では、東北大学と名古屋大学がS評価を獲得した。

教育行政 文部科学省
 文部科学省は2021年3月5日、2014年度(平成26年度)採択「スーパーグローバル大学創成支援事業」の中間評価について公表した。37大学のうち、5段階評価でもっとも高いS評価を受けたのは8大学。タイプA(トップ型)では、東北大学と名古屋大学がS評価を獲得した。

 「スーパーグローバル大学創成支援事業」は、高等教育の国際競争力の向上を目的とした取組み。世界ランキングトップ100を目指す力のある大学を「タイプA(トップ型)」として13件、グローバル化を牽引する大学を「タイプB(グローバル化牽引型)」として24件、計37件(大学)を2014年度に採択。制度改革とあわせた重点支援を行っている。

 2回目となる今回の中間評価では、2019年度(令和元年度)までの取組状況について、SからDまでの5段階で評価した。もっとも高いS評価を獲得したのは、全体の22%にあたる8大学。タイプAでは東北大学と名古屋大学の2校、タイプBでは国際教養大学、国際基督教大学、芝浦工業大学、上智大学、創価大学、立命館アジア太平洋大学の6校が「優れた取組状況であり、事業目的の達成が見込まれる」としてS評価を受けた。

 このほかの評価結果は、A評価が全体の68%にあたる25件、B評価が11%にあたる4件であった。D評価はなかった。2017年度(平成29年度)に実施した前回の中間評価と比較すると、B評価が2件減少し、S評価が2件増加した。中間評価を担当したスーパーグローバル大学創成支援事業プログラム委員会は「各大学において、前回からの指摘事項を踏まえて、着実に事業の改善を進めてきたようすがうかがえる」などと総括している。

 中間評価結果は、日本学術振興会のWebサイトで公開しており、結果の総括や詳細などが閲覧できる。
《奥山直美》

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