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新型コロナ、児童生徒の感染者数は1万2,107人…文科省発表

 文部科学省は2021年2月26日、学校関係者における新型コロナウイルス感染症の感染状況について、2020年6月1日から2021年1月31日までの感染状況を取りまとめて発表した。全国で児童生徒1万2,107人、教職員1,586人の感染報告があげられている。

教育行政 文部科学省
児童生徒等感染者の推移(6/1~1/31に文部科学省に報告があった件数)
  • 児童生徒等感染者の推移(6/1~1/31に文部科学省に報告があった件数)
  • 学校関係者における新型コロナウイルス感染症の感染状況について(6/1~1/31に文部科学省に報告があった件数)
 文部科学省は2021年2月26日、学校関係者における新型コロナウイルス感染症の感染状況について、2020年6月1日から2021年1月31日までの感染状況を取りまとめて発表した。全国で児童生徒1万2,107人、教職員1,586人の感染報告があげられている。

 文部科学省では、学校関係者に新型コロナウイルス感染症患者が発生した場合、学校の設置者に対し報告を求めている。今回、学校が本格的に再開し始めた2020年6月1日から2021年1月31日までの間の感染状況について取りまとめた。

 期間内に報告があげられた感染者数は、児童生徒1万2,107人、教職員1,586人、幼稚園関係者604人。児童生徒の内訳をみると、小学校が4,164人、中学校が2,874人、高等学校が4,897人、特別支援学校が172人で、重症者は0人だった。感染経路は小学校の児童の79%が「家庭内感染」である一方、高等学校の生徒は「家庭内感染」と「感染経路不明」がそれぞれ33%、「学校内感染」が25%となっている。

 教職員の感染者数は小学校がもっとも多く605人、ついで高等学校525人、中学校330人、特別支援学校126人。うち重症者は2人。感染経路は「感染経路不明」が55%、「学校内感染」が12%だった。また、「学校内感染」および「感染経路不明」を含め、同一の学校において複数の感染者が確認された事例は1,087件あり、そのうち5人以上感染者が確認された事例は236件。半数以上が高等学校で発生していた。

 幼稚園については、幼児375人、教職員229人の感染報告があり、うち重症者は1人。幼児についても感染経路の76%が「家庭内感染」であった。

 いずれも、全国的な感染者数の増加に伴い、1月上中旬に多くの感染が報告されたが、その後は減少傾向にある。発表内容は文部科学省Webサイト内の報道発表に掲載されている。
《畑山望》

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