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イード、学校や塾・習い事等の集金業務支援エンペイと業務提携

 イードは2020年11月9日、エンペイとJ-KISS型新株予約権による投資実行・業務提携契約を締結したと発表した。エンペイは、保育園・学校・塾・習い事などに特化した集金業務支援サービス「enpay」を提供している。

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enpay(エンペイ)サービス概要
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  • enpay(エンペイ)とは
 イードは2020年11月9日、エンペイとJ-KISS型新株予約権による投資実行・業務提携契約を締結したと発表した。エンペイは、保育園・学校・塾・習い事などに特化した集金業務支援サービス「enpay(エンペイ)」を提供している。

 保育園・学校・塾・習い事などでは、集金業務は現金集金や口座振替が主流となっている。しかし、現金集金や口座振替はともに運用面で多くの経営課題が存在している。文部科学省が2020年11月4日に発表した調査結果によると、学校給食費の徴収・管理を学校の業務として行っている自治体は74.0%にのぼる。学校給食費などの学校徴収金は、基本的には学校・教師の本来的な業務ではなく地方公共団体が担っていくべきであるとし、学校給食費の徴収・管理業務を自治体に移管することを求めている。

 これらの課題を一気に解消するプラットフォーム「enpay」は、パソコンとスマホを活用し、紙や現金によるやり取りをすることなく、請求・支払いができる集金業務支援サービス。集金だけでなく会計業務管理までワンストップで行える。提供開始以来、多くの施設に導入され、利用世帯数・決済流通額ともに順調に拡大しているという。

 イードグループは、教育メディア「リセマム」「リシード」、絵本に特化したECサイト「絵本ナビ」を運営しており、未就学児童から小中高大学生とその家族、教育業界関係者、事業者向けにメディアとECにて事業を展開してきた。イードがエンペイと資本業務提携することで、イードが強みをもつ学校や学習塾、予備校、習い事スクールなどにキャッシュレス化支援を拡大していき、子育て・教育分野においてメディア・EC・金融サービスを総合的に事業展開していく。

 エンペイは、社会の公器として価値を届けていくため、集金業務支援サービス「enpay」決済流通金額の一定割合を子どもたちのために寄付していくとしている。
《工藤めぐみ》

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